Pepper、除菌・清掃ロボット、配膳ロボットを蓄電リソースとして活用実験 スマートビルの仮想発電システムと連動、充電シフトを検証

SBエナジー株式会社、ソフトバンクロボティクス株式会社、および東急不動産株式会社は、人型ロボット「Pepper」(ペッパー)、除菌・清掃ロボット「Whiz i」(ウィズ アイ)、配膳・運搬ロボット「Servi」(サービィ)を蓄電リソースとして活用するバーチャルパワープラント(VPP)システムを用いた充電シフト実証の実施に合意する基本契約を締結した。(冒頭の写真:左から検証に使用する「Pepper」「Whiz i」「Servi」)

VPPは、高度なエネルギーマネジメントにより自然エネルギーの発電設備と電力需要家側の蓄電設備を統合的に制御し、仮想発電所のように機能させることで、電力の需給調整に活用することを目的とした技術。
今回、3社は、8月2日から6日まで、東急不動産が開発を行う竹芝地区の「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」で、SBエナジーが構築するVPPシステムと、ソフトバンクロボティクスの「Pepper」1体、「Whiz i」「Servi」各1台を蓄電リソースとして活用し、太陽光発電の余剰電力によってバッテリーの充電時間をシフトする有効性の検証を行う。本実証は、VPPシステムとその蓄電リソースとしてのロボットの活用による自然エネルギーの拡大、調整力の確保、系統増強の回避等につなげることを目的としている。


自然エネルギーの有効活用に向けた仕組み作りにロボットを活用

本実証により、SBエナジーはVPPシステムの実用化へ向けた検証を通じて、自然エネルギーの有効活用に向けた仕組み作りを目指す。ソフトバンクロボティクスは、ロボットソリューション需要の拡大に向け、ロボットのバッテリーを活用した効率的な電力システムの構築を目指し、自然エネルギーによる電力確保の可能性を検証する。また、東急不動産は、竹芝エリアで最先端のテクノロジーを街全体で活用するスマートシティのモデルケース構築の一環として本実証に取り組む、としている。

実証の流れと概念図 各番号の解説は下記

(1) 余剰電力量集計
SBエナジーが構築する VPPシステムに、太陽光パネルが設置された各家庭の電力データを連携し、余剰電力量を集計する。
(2) 充電可能量計算
蓄電リソースとして使用するロボットのバッテリー容量の情報を VPPシステム上の計算用仮想バッテリーの情報として入力し、充電可能量を計算する。
(3) 制御指示量計算
集計した余剰電力量と計算用仮想バッテリーの充電可能量を基に、充電制御指示を行うロボットの選定を行う。
(4) 遠隔制御
VPPシステムからの充電制御指示に基づき、遠隔操作で対象となるロボットへの充電を行う。


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ロボスタ編集部
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