「健康王国レク for Pepper」で人型会話ロボット「Pepper」がリハビリを支援 徳島大学とエクシング

株式会社エクシングは医療・福祉現場の人員不足の課題に対する一助となることを目指し、徳島大学と連携した取り組みを実施していることを発表した。


人型対話ロボット「Pepper」がリハビリテーションを支援

同社は2017年から徳島大学、徳島文理大学、高知大学と連携し、ソフトバンクロボティクスが提供する人型ロボット「Pepper」を活用し、同社が開発した介護施設向けレクリエーションアプリ「健康王国レク for Pepper」を使用した臨床試験を実施している。

臨床試験においては「人型対話ロボットと連携した高齢者のためのケアリングとしての看護の方法の開発」に取り組んできた。高齢者の認知症予防対策として、双方向のコミュニケーションや社会との交流を行うことは有効な手段の一つ。臨床試験の結果をもとに、リハビリテーションの支援を行うためのデータベース(マルチモーダルデータベース:MMD)を開発するとともに、将来的にはロボットが人間のように対象者に思いやりを持った関わり方ができるようになることを目指している。


現在、精神科病院や高齢者施設では、患者のリハビリテーションを行う作業療法士や理学療法士の人員不足が深刻な課題となっている。MMDを活用し、患者がリハビリテーションを行う際、体操のインストラクター役をロボットが務めることで、療法士はより患者に直接的な支援を行うことが可能となる。また、運動中にロボットが患者に思いやりのある声掛けをすることで、リハビリテーションに対する意欲を向上させることもできる。


2021年度に改定された介護報酬では、テクノロジー(見守り機器100%の導入やインカム等のICT)の活用により、介護サービスの質の向上、および業務効率化を推進することが考慮されるようになった。将来的にはMMDを用いた人工知能、およびロボットの統合アプリケーションの開発を行い、研究成果と自社コンテンツなどを有効活用することで、患者や施設の利用者、そして職員に役立つサービスを提供していきたいとしている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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