カラオケルームでアバターと楽しく会話する新サービス「アバティータイム」JOYSOUNDが実証実験 アバターは人が遠隔地から操作

三井物産グループのMoon Creative Lab Inc.と、カラオケJOYSOUNDを展開する株式会社エクシングは、コロナ禍における非接触型の新たなコミュニケーション方法としてアバターがカラオケルームで利用者の話や歌を聞いてくれる新サービス「アバティータイム」を開発し、3月22日(月)からJOYSOUND「品川港南口店」にて実証実験を開始することを発表した。「アバティータイム」は実施店舗の受付で「アバティータイムプラン」を選択することで、誰でも利用可能。JOYSOUND金山店でも利用できる。


アバターは実在する人物が操作

「アバティータイム」はモニター上に登場するアバターが、カラオケ利用者の趣味や悩みの話を聞いてくれたり、歌を聞いてくれたりするというもの。アバターは実在する人物が遠隔地から操作する。
「アバティータイム」を先行して開始しているJOYSOUND金山店では、当初想定していた相談という目的より、趣味や愚痴などの雑談で盛り上がるケースが多く、体験者からは「気軽に話ができて楽しかった」や「アバターだと話しやすい」など、好評を得ているという。


YouTubeからキャプチャ

YouTubeからキャプチャ

YouTubeからキャプチャ

YouTubeからキャプチャ

カラオケはこれまで、「歌う」ことを通じたエンタテインメントの場所として、多くのユーザーに支持されてきた。しかし、コロナ禍で苦境に立たされた今こそ、従来の形にとどまらない楽しみ方の提案が求められている。「アバティータイム」では「話す」を新たなテーマに掲げ、カラオケルームに全く新しい価値の創造を目指していく。

「アバティータイム」イメージ動画



「アバティータイム」の開発の背景

「アバティータイム」は新型コロナウイルスの蔓延による長引く自粛生活で身体の健康のみならず、心の健康を保つことの重要性が高まるなか、カラオケルームという空間でアバターを介して人と人が気軽につながる機会を提供することで、孤独や悩みを解消し、心身をリフレッシュすることができる場を創出することを目的に誕生。


アバターモデルの製作には、株式会社シス(IVR)の「Vカツ」を使用。

また、「アバティータイム」はコロナ禍で雇い止めが増加するなか、コミュニケーションスキルに長けた人達の雇用の受け皿となることで、新たな雇用を創出するための挑戦でもある。アバターの操作はPCと専用のソフトがあればどこからでも可能なため、エクシングは実証実験を踏まえ、これまでにない新しい働き方の提案を目指してく。

【実施店舗・実施期間】
「JOYSOUND金山店」
3月8日(月)~3月31日(水)予定 14:00~18:30(ラストオーダー18:00)

「JOYSOUND品川港南口店」
3月22日(月)~3月31日(水)予定 16:00~20:30(ラストオーダー20:00)
※「アバティータイム」は月曜日~土曜日(祝日含む)でのサービス。

利用方法
対象店舗の受付で「アバティータイム利用」と伝える

料金
室料無料(1ドリンクオーダー制、30分間のサービスとなる)

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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