Sonosがサウンドバー新製品「Sonos Beam(Gen2)」発売 映画やライブ、ゲームで高音質3D音響を実現 LiLiCo対談動画も公開

米国発のオーディオブランド企業Sonos(ソノス)は、テレビ、音楽、ゲームなどを高音質で楽しめる、コンパクトなサウンドバーの最新機種「Sonos Beam (Gen 2)」(ソノスビーム・ジェンツー)を明日11月18日から発売する。テレビと接続して使用するサウンドバーということもあって、キャッチコピーに「Hollywood@HOME」を掲げ、楽曲だけでなく、映画やライブ映像、ゲームなどで、3Dサウンドをはじめとして、高音質を楽しむ新体験を提案していく。

サウンドバーの最新機種「Sonos Beam (Gen 2)」(ソノスビーム・ジェンツー)。色はホワイトとブラックの2色展開

色はホワイトとブラックの2色展開。価格は59,800円(税込)。sonos.com、ヨドバシ・ドット・コム、Amazon.comなどで販売する。


発売に合わせて報道関係者向きに発表会を開催、映画コメンテーターのLiLiCoさんとSonos(瀬戸氏)が、映画と音の関係について対談した特別ムービー「Hollywood@HOME -ハリウッドを自宅に-」も公開。年間400本の映画を観るというLiLiCoさんが、映画鑑賞における音の重要性を熱く語った(この記事の後半で動画を観ることができる)。


また、スカパーJSATが運営するスカパーの家電サブスクリプションサービス「PLUSY」とのコラボも予告。Sonos Beam (Gen2)やSonos Arcなどの最新サウンドバーを月額で利用できる新しいサービスの展開を予定していることを発表した(料金など詳細は未発表)。


また、Sonosは2021年後半、Amazon Musicにおいて、Ultra HDとDolby Atmos Musicを提供する計画も発表している。これにより、リスナーは最高音質でのストリーミングと臨場感あふれる立体的なオーディオを楽しむことができるようになる。


Sonos Beam (Gen 2)の特徴

新しいSonos Beam (Gen 2)は「Dolby Atmos」(ドルビーアトモス)に対応した。これにより、飛行機が頭上を飛んでいるかのような臨場感や、足音がすぐそばを横切るかのようなリアル感、楽曲が自分の周りで奏でられているかのような没入感が得られるという。


また、内蔵するCPUをパワーアップし、内部回路を見直して、高音質を最適化するソフトウェアをチューンアップした。
前モデルとの外観の違いはわずかだが、最新のポリカーボネート製グリルを採用、精密なパンチング加工が印象的だ。1つのセンターツイーターが高音域を、4つの楕円形のミッドウーファーが中音域を、3つのパッシブラジエーターが低音域を強調し、バランスの取れたパワフルなサウンドを実現する。


Sonosは2018年に日本に正式に参入。過去3年間で6製品を投入してきた。最も特徴的なことは、低音がもっと欲しいと思えばウーファーを追加するなど、ユーザーの希望に合わせてシステムを拡張していく(買い足し)ことが簡単にできること。


また、デバイスにマイクを内蔵することで、スピーカーの置かれた環境を検知し、最適な音場を自動で調整するチューニング機能「Trueplay」も搭載している。どこに置いても良い音が実感できる機能だ。

Trueplayは、部屋の壁、家具、その他の面からの音の反射を測定し、Sonosスピーカーを設置場所にかかわらず微調整して音質を向上させる機能


スマホで楽曲や映画の音声を聴く環境は残念

報道関係者向けのオンライン発表会にはSonos Japanの瀬戸氏がプレゼンテーションを行い、「私達の調査によれば、日本では60%がスマホで楽曲や映画の音声を聴いている。これはとても残念なこと」として、アーティストやクリエイターが時間をかけて創った楽曲を、ぜひ高品質なスピーカーで、より良い音楽体験をして欲しいと語った。

Sonos Japan カントリージェネラルマネージャー 瀬戸和信氏

瀬戸氏は「ここ数年、楽曲だけでなく映画や動画コンテンツのサブスクが急成長し、3年間で1700万人から2300万人に増えたとされている。この成長は今後も止まらない」として、サブスクで映画を楽しむ上で重要なことは「セリフや効果音が鮮明に聴こえること。セリフは感情を伝えるのに最も重要な要素のひとつで、はっきりと聴き取れることで視聴者の満足度が向上する。効果音が鮮明に聞こえると臨場感や没入感が向上する」と説明、「家の中で過ごす時間が増えている。⾳楽やライブ映像、映画、ゲーム、スポーツ観戦など、⾃宅でより臨場感のある⾳を楽しんでいただきたい」と続けた。


スペシャル動画「Hollywood@HOME -ハリウッドを自宅に-」を公開

発売に合わせて、映画コメンテーターのLiLiCoさんとSonosの瀬戸氏が、映画と音の関係について対談した特別ムービー「Hollywood@HOME -ハリウッドを自宅に-」を公開した。



瀬戸氏は冒頭で「日本ではテレビと一緒にサウンドバーを購入する人は10%に満たない」という数字を口にすると、LiLiCoさんは「(そんなに少ないのは)ショックだ。もったいない」と答え、「音が悪い状態で映画を観ているとまるで窓の外から中の世界を覗いているかのよう。音が良い環境で映画を観るのは、臨場感と没入感が高まって映画の印象が全く違うものになる」と続けた。


さらに「映画からは人生を楽しむヒントをたくさんもらえる。それは最高に贅沢なこと。音響を含めて最高の環境で映画を楽しみたい」と語った。


LiLiCoさんと瀬戸氏はSonos Beamでの映画鑑賞を体験し、⽬には⾒えない「⾳」が映画の感動体験や理解度を大きく左右すること、Sonosの⾳とテレビの⾳を⽐較して映画鑑賞した感想、これからのホームシアターの在り⽅について等、幅広い内容でトークを繰り広げた。

■ Hollywood@HOME(自宅にハリウッドを)- LiLiCo × Sonosスペシャル対談-


Sonos Beam (Gen2) 製品情報:
・ 製品名 :Sonos Beam (Gen2)
・ ⼨法 :651 x 100 x 69 mm
・ 重量 :2.8 kg
・ カラー :ブラック、ホワイト
・ テレビ接続:HDMI-ARC/eARCポート、
・ WiFi接続 :802.11b/g/n/ac 2.4または5 GHzブロードキャスト対応ルーターにて接続
・ 対応機能 :AirPlay2、Amazon Alexa
・ 価格 :59,800円(税込)
・ 発売⽇ :2021年11⽉18⽇(⽊)
・ 販売場所 :sonos.com、ヨドバシ・ドット・コム、Amazon.com、他全国提携店舗
※商品の詳細については右サイトをご確認ください:https://www.sonos.com/ja-jp/home
※Sonosの販売店舗は右サイトをご確認ください:https://www.sonos.com/ja-jp/storelocator

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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