オカムラ 壁際1cmに接近できる自律走行の清掃ロボット「ストライバー」を開発 市販の業務用乾式掃除機が利用可能

近年、深刻な問題となっている人手不足により、ビル清掃においても省人化・効率化が進められており、掃除ロボットによる清掃も増えている。

しかし、広い面積の床掃除が必要となるビル清掃において、現行の掃除ロボットでは壁際に近づくことが難しく掃除が十分に行えないため、人の手による掃除が必要となっている。

そこで、株式会社オカムラは、市販の業務用乾式掃除機が利用でき、壁際1cmまで接近し、ビルの共用スペースなどを自律走行して床掃除を行うクリーニングロボット「STRIVER(ストライバー)」を開発。ビル清掃業界の省人化・効率化を実現できる同ロボットを、2022年4月に発売する。





クリーニングロボット「STRIVER(ストライバー)」について

「STRIVER」は、市販の業務用乾式掃除機を搭載し、自律走行して床掃除を行う自動搬送ロボットだ。壁際1cmまで接近でき、壁際の掃除が可能。業務用乾式掃除機を利用し、吸い込み能力を保ったまま掃除ができるため、業務用掃除機に比べて吸い込みが弱いという掃除ロボットの課題を解決できる。また、特殊車輪で前後左右の移動や複雑な動きが可能だ。


▼同ロボットの特徴

・壁際1cmまで掃除が可能
・市販の業務用乾式掃除機を搭載できる
・特殊車輪で横移動や複雑な動きが可能
・最高速度は50cm/s、清掃能力は600㎡/h
・バッテリー交換で連続稼働が可能
・センサーで衝突を防止する安全設計
・段差1.5cmを乗り越える4輪駆動
・清掃は自動で効率の良いルートを作成
・未掃除部分を知らせるお知らせ機能付き

▼主な仕様

本体サイズ W500×D900×H450(mm) ※掃除機を含まない
連続稼働時間 掃除機:2時間(使用する掃除機による。数値は参考値)、ストライバー:6時間(リチウムイオン電池搭載)
本体重量 掃除機:約7kg(使用する掃除機による。数値は参考値)、ストライバー:48kg 
掃除機の集じん容量 6L(使用する掃除機による。数値は参考値)
充電時間 約5時間



■【動画】クリーニングロボット「STRIVER(ストライバー)」

関連サイト
株式会社オカムラ

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