300機のドローンが北海道の夜空を彩る クリスマスドローンショー上士幌町で開催 10日間で累計12,300人が来場

クリスマスドローンショー実行委員会は2021年12月16日~25日の10日間、北海道・上士幌町の「道の駅かみしほろ」にて「カミシホロホテルpresents クリスマスドローンショー2021in上士幌」を開催したことを発表した。ドローン300機の規模で演出するドローンショーは国内最大規模。累計12,300人の来場者が北海道の大空を次々に形を変えて彩るドローンショーを楽しみ参加者満足度は93.6%と大盛況の中終了した。


連日2部構成でドローンショーを実施

ドローンショーは連日2部構成で実施。1部はキューブや鳥など立体的なアニメーションでダイナミックな演出を楽しめる3Dデザインショー、2部はクリスマスならではのサンタクロースやトナカイ、上士幌町の公式キャラクター「ほろんちゃん」等が登場するクリスマスショーを実施した。音楽に合わせて最大100m×100mの大迫力のアニメーションが夜空を彩った。



クリスマスドローンショーイメージ

会場である「道の駅かみしほろ」は毎日来ても、特別な日に来ても楽しめる「ここが旅の目的地」をコンセプトに2020年6月にオープン。これまで熱気球の体験搭乗やイベントなどこれまでも実施してきた。。館内は焼き立てパンの香りが漂うSHOP、スイーツと軽食のテイクアウト、コースで楽しめるレストランがある。2021年はリクルート北海道じゃらん、道の駅満足ランキング総合第1位を受賞。

また、12月16日~25日の10日間YouTubeにて18:25~19:40頃までライブ配信を実施し、アーカイブ配信合わせて累計8,200回が視聴された。遠方に住み上士幌町への来場が難しい人でも、リアルタイムでドローンショーの雰囲気が感じられると好評を得た。


クリスマスコンサートproduced by とかちフレーズミュージック

道の駅かみしほろ館内にて「とかちフレーズミュージック」プロデュースによる地元十勝の演奏家によるクリスマスコンサートを実施。フルート、オーボエ、ピアノ、ヴァイオリン、マリンバの演奏家に日替わりで2~3名ずつ登場し、クラシックの名曲や誰もが知るクリスマスソングを中心に演奏した。





クリスマスドローンショー満足度アンケートと参加者の声

クリスマスドローンショー満足度アンケートでは69%がとても満足、24.6%が満足と回答した(n=345)。また、イベント実施アンケートやTwitter等のSNSにおいて、参加者からたくさんの喜びの声が届いた。

【参加者の声】
「コロナ禍でなかなか大変な中、ドローンショーを開催していただきありがとうございます。」

「ドローンショーは1回目も2回目も素晴らしくとても感動しました、十勝の澄んだ空気にドローンの明かりがとても綺麗でした。」

「例年中止の花火大会でなかなか見れなかったので、まさかドローンで花火が見られるとは思いませんでした!一気に涙腺崩壊しやられました。感動です!見に来て良かったです~(涙)」

「スタッフの対応も親切、丁寧で、素晴らしかった。また、来たいと思います。」

「夏にもやってほしいです。花火とコラボしたところがみたいです。」

「コロナ禍でイベントやお出かけが限られるご時世にとても感動的なイベントをありがとうございました。今後も継続し、十勝を代表するイベントになってくれたらと期待します。」

「コロナでイベントが減ってるなかでこんな素敵なドローンショーがあると言うことで見に行かせていただきました。」

「ドローンだけで、花火や鳥、そのほかにも冬の空にキラキラ輝いて本当に素晴らしかったです!!」

「これからも続けて下さい。」



クリスマスドローンショー主催、運営からのコメント

■クリスマスドローンショー実行委員長 丸山 勇雄 氏

新型コロナウイルスの猛威により世界的に暗い話題が多くなる中、ここ上士幌町も例外ではなくイベントの中止や延期が相次ぎました。実行委員会では、年が明ける前に何か世の中の希望となるイベントをこの上士幌町から発信したい思いから、本イベントを企画しました。

来場者数は当初の想定を大幅に上回る約12,300人、会場に来ることのできないお客様に向けたYouTube配信の視聴回数は延べ8,200回(12月26日17時時点)と、ドローンショーという新たなエンターテイメントの注目度の高さを感じました。今回のイベント開催で得た経験をもとに、来年以降の開催も視野に入れ、検討していきたいと考えております。

■上士幌町長 竹中 貢 氏

上士幌町は平成の大合併で自主自立の道を選んで以降、都市とのヒト・物の交流を進めてきており、そのためにいち早くICTの活用に取り組んできました。また、自動運転やドローンのイノベーションに資するよう、実証実験のフィールドを提供するなど支援させていただいております。ロボットによる山岳遭難救助のコンテストでは、毎年、技術が革新的に進歩し、5年間の成果として、今春、社団法人として運用を開始しております。今回のドローンショーは、これまでコンテストに参加し、優秀な成績を収めてきたチームがドローンの新たなジャンルとして、閉塞感が漂うコロナ禍の中で、人々に夢や希望を与えるエンターテイメントを実施していただきました。大空に描かれたファンタジー世界は圧巻でした。

町としては、これまでの蓄積と、これを契機にドローンを始めとする次世代高度技術開発にチャレンジを志す皆様を応援していきたいと考えております。

結びに、今回のクリスマスドローンショーにお力添えをいただいた、実行委員会の皆様に感謝を申し上げます、ありがとうございました。

■ドローン運営 株式会社レッドクリフ代表取締役 佐々木 孔明 氏

世界では一般的になりつつあるドローンショーですが、これまで日本で大規模なドローンショーを行える企業はありませんでした。また新型コロナウイルスの影響で海外企業が日本に入国できない状況が続いたこともあり、日本で大規模なドローンショーを見られる機会はほとんどない状況にありました。

そこで私たちは、最新のエンターテイメントで感動を与えたいとドローンショーの運営を開始。

そして今回、この上士幌町でクリスマスドローンショーを行う機会をいただきました。私たちの予想を超える多くの方々にドローンショーを見ていただき、会場から上がる歓声を聞いたときに、ドローンショーという最新エンターテイメントの価値を改めて実感できました。また、クリスマスドローンショーを多くのメディアに掲載いただくことで、上士幌町のさらなる活性化に繋がったのではないかと嬉しく思います。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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