大阪の吉村府知事や松井市長がアバターになった!制作工程も公開 都市連動型メタバース「バーチャル大阪」カウントダウン開催

大阪府・大阪市と KDDI、吉本興業ホールディングス、博報堂の三社で組成する「KDDI 共同企業体」は、2022年2月28日から本格オープンする都市連動型メタバース「バーチャル大阪」のカウントダウンセレモニーを開催した。セレモニーには大阪府知事と市長のアバターが登場。そのアバターを作成する様子も公開された。



「バーチャル大阪」は、2025年開催の大阪・関西万博に先がけ、大阪の都市の魅力を国内外に発信する都市連動型メタバース。2021年12月にプレオープンし、2022年2月28日から、大阪市内の代表的なランドマークを配置し、本格オープン。


「バーチャル大阪」カウントダウンセレモニー開催

本格オープンを記念し、新たに公開された「バーチャル大阪 新市街エリア」内にて、カウントダウンセレモニーが開催された。セレモニーでは、吉村大阪府知事、松井大阪市長等がアバターで登壇。本格オープンへの想いや今後の展望等を語り、カウントダウンを実施した。



吉村大阪府知事と松井大阪市長のアバターが公開された。



吉村大阪府知事と松井大阪市長がアバター作成を体験

今回のアバターは、株式会社 Pocket RD が開発するアバタープラットフォーム「AVATARIUM(アバタリウム)」にて作成。吉村大阪府知事と松井大阪市長が体験する様子も公開された。
初めて自身のアバターを作成した吉村知事は「ここまで精巧に出来上がるんですね。自分そのままで、生まれ変わりのようです」と驚いた様子。


全身を撮影し、そのまま自分をアバターにすることができるアバタープラットフォーム「AVATARIUM」にて作成。吉村大阪府知事は「本当にこの機械で作成できるんですね!アバターができるのが楽しみです」とコメントし、完成したアバターを見て「ここまで精巧に出来上がるんですね。自分そのままで、生まれ変わりのようです」と驚き、アバターが再現できる走る・ダンスなどの動作も楽しんだ。



■動画 大阪府知事がアバター作成を体験

松井市長のアバター作成体験の様子。




また、吉村大阪府知事と「バーチャル大阪」ディレクターの佐久間洋司氏の対談動画も、バーチャル大阪公式サイトや公式 YouTube アカウントなどで公開される予定。


吉村大阪府知事と「バーチャル大阪」監修者の対談

吉村大阪府知事と「バーチャル大阪」監修者の佐久間氏は対談で、「バーチャル大阪」の展開について語っている。


吉村大阪府知事は、「バーチャル大阪の無限の可能性を追求していきたい。大阪のリアルが持つ魅力やコンテンツをバーチャルと統合させることで、大阪の魅力を日本中や世界中に発信できると思う。自治体初となるメタバースへの挑戦。チャレンジスピリッツで取り組んでいきたい。」と意気込みを語る。
「バーチャル大阪」ディレクターの佐久間氏は、「メタバースの戦国時代の中で、自治体が先陣を切って取り組むことに大変意味があり、全力を尽くしたい。バーチャルから生まれる新しい大阪の魅力もあると思う。大阪の魅力の“発信”と“創造”までメタバースで実現していきたい。」とコメントした。

バーチャル大阪公式サイト https://www.virtualosaka.jp/
YouTube アカウント https://www.youtube.com/channel/UCTofS-Nuv1-v0AqlwDpxShA/featured




「バーチャル大阪」とは

「バーチャル大阪」は大阪府、大阪市が提供、KDDI、吉本興業、博報堂からなる「KDDI 共同企業体」が受託、制作を行っている。2025年大阪・関西万博に先がけ、大阪の都市魅力を国内外に発信し、万博への期待感を高めるとともに、“City of Emergence”(創発する都市)をテーマに、様々な人が集まり、一人ひとりの新たな体験や表現を通じ、大阪の新たな文化の創出・コミュニティの形成にも寄与するため構築する都市連動型メタバースだ。


自宅や外出先から多様なデバイスを使用して「バーチャル大阪」に参加することで、リアルタイムで世界中の人とコミュニケーションを取りながら、バーチャル音楽ライブ等のエンタメコンテンツやアバターを介したユーザー自らの創作活動など、様々な楽しみ方が体験できる、としている。


「新市街」エリアとは

「新市街」エリアは、道頓堀をモチーフに大阪の街の雰囲気を再現したエリアと、大阪城やスカイビルといった代表的なランドマークが配置されたフォトスポットの広場がある。広場ではビルを上ることができるアスレチックなど、バーチャルならではの新しいアトラクションも登場。




エリアや体験の拡張は今後も予定しており、2022年2月28日からは「バーチャル渋谷」とワープゾーンで接続され、ふたつの空間の往来が可能になる。

バーチャル大阪は、VR デバイス、スマートフォン、PC/Mac から参加できる。cluster の無料アカウント作成と、ご利用されるデバイス用の cluster アプリのインストールが必要。
詳細はバーチャル大阪公式サイト( https://www.virtualosaka.jp/ )を確認のこと。
cluster アカウント作成:https://cluster.mu/
cluster アプリダウンロード: https://cluster.mu/downloads
参加料:無料

ABOUT THE AUTHOR / 

神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

PR

連載・コラム