AIを利活用したサービスによる社会課題解決に取り組む株式会社エクサウィザーズは2022年3月9日(水)~12日(土)にかけて東京ビッグサイトにて開催する2022国際ロボット展にロボットAIソリューション「exaBase ロボティクス」を出展(ブース番号:E7-42)することを発表した。
熟練技能の再現する「パンケーキ盛り付けAIロボット」
2022国際ロボット展にてミシュラン2つ星獲得の実績をもつ厚東創氏とのコラボレーションによって実現した世界初のAIによるパンケーキ盛り付けロボットを展示する。パンケーキ盛り付けロボットはGAN(Generative Adversarial Networks)を用いて、厚東シェフが盛り付けたパンケーキの画像データから特徴を学習し、擬似的なパンケーキのデザインを生成するAIとそのデザインを識別するAIを相互に学習させることにより、デザインの良し悪しを判断する。
2022国際ロボット展では厚東シェフの盛り付けの特長を獲得したAIロボットが最適な位置へパンケーキ、ブルーベリー等を配置する実演をロボット用特設キッチンで披露する。なお、同イベント初日の3月9日(水)には厚東氏も「exaBase ロボティクス」ブースにて登壇予定。
HAJIME KOTO代表、エグゼクティブシェフ。北海道出身。フランス料理界の巨匠アラン・デュカス⽒のフランスと⽇本のレストランで計7年、「ミッシェル・ブラス トーヤ ジャポン」で修⾏し、「ドミニク・ブシェ トーキョー」のオープンと同時にエグゼクティブシェフに就任。就任後4ヶ⽉で⽇本のフランス料理界のなかでは最年少(当時29歳)で2つ星を獲得。その後ゼロから事業計画をたて場所、図⾯、備品などの選定やチームビルディングを設計しレストランをつくりあげ再度2つ星を獲得。2017年、オートクチュール・レストラン・メゾンブランドとして「HAJIME KOTO」を設⽴。フランスや世界のメゾンブランドの⾷事をエグゼクティブシェフとしてひとつひとつコンセプトに合わせた料理を中⼼にデザインやブランディング、チームビルディングを設計し、⾷事全体を創りあげている。またシェフやクリエーター達のプロデューサーとしてクリエーター達が最⼤限⼒を発揮できる環境づくりや空間づくりも⼿がけている。
不定形物の高速認識を可能にするAIビジョン
国際ロボット展ではエクサウィザーズが開発したシミュレーションデータ学習プラットフォームを活用した不定形物の高速認識を可能にするAIビジョンも同時出展する。同プラットフォームは多品種・不定形の対応が必要な三品産業や物流の現場で、新規導入やモデル切り替えの現場負荷を低減する。ユーザーおよびパートナー企業の現場で様々なロボットでの導⼊・追加学習等のアップデートが可能。
また、3月9日(水)には、エクサウィザーズAIエンジニアリングフェローの浅谷学嗣氏がセミナー「exaBase ロボティクスが描くロボットの未来」に登壇し、AIロボットを用いた熟練技能の可視化・自動化技術や最新のマルチモーダルAI技術について紹介する。
「exaBase ロボティクス」について
AIプラットフォーム「exaBase」のロボット向けAIとして、対象物の画像データ、現場機器・ロボット制御データやシミュレータ生成データ等、様々なマルチモーダルデータを活用して工程の自動化・最適化を可能にするロボットAIソリューション。株式会社ツムラにおける粉体製造業の現場向け秤量自動化AIシステムや、株式会社日立金属における外観検査の自動化ロボットAIシステム等、多くの現場への実装が進んでいる。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。