パナソニック「おかず皿配膳システム」をシンガポールの海底撈に導入 RFIDでおかず皿を管理・配膳作業を自動化
火鍋チェーンを展開する中国の外食大手「海底撈」(ハイディラオ)とパナソニックとの合弁会社である「北京瀛海(インハイ) 智能自動化科技有限公司」は、据付・保守メンテナンス業務を委託するパナソニック コネクト アジアとともに2022年4月4日にプレオープンをしたシンガポールの海底撈ノースショアプラザ店へ「おかず皿配膳システム」を導入したことを発表した。
海底撈とパナソニックの合弁会社「北京瀛海」の取り組み
これまで北京瀛海(インハイ)はニーズと業務プロセスを把握した上で、自動化システムの構想設計・詳細設計から導入・立上と保守サービスまでワンストップでソリューションを提供してきた。標準的な厨房サイズにフィットする海底撈の既存店舗向けのシステムや、ロボットアームがおかず皿を取り出し配膳する様子を来店顧客が観覧できる旗艦店向けのシステムを中国北京、上海の複数店舗へ導入している。
今回、北京瀛海は顧客や設備だけでなくサプライチェーン全体の運用見直しを実施し、設備の完成度と安定性をさらに高めた「おかず皿配膳システム」をシンガポール「海底撈ノースショアプラザ店」に導入した。
【品名】おかず皿配膳システム
【能力】配膳能力:22皿/分
【納入システム 主な特徴】
・架台の剛性、シュートの滑走性、ハンドリングの精度などを見直して稼働率を向上
・配膳口でRFIDを読取り、ディスプレイにメニューと消費期限表示
また、同システムのスムーズな導入に寄与したパナソニック コネクト アジアがパナソニック製プロジェクターを用いた空間演出を提供する映像ソリューションを同店へ導入。同ソリューションには設置・施工から放映コンテンツの制作、さらにコンテンツ配信システムのターンキーソリューションの提供までが含まれる。店舗デザインの初期段階から投影テストなどに参画し、より効果的な店舗空間のプロジェクションマッピング演出に寄与している。
【品名・品番】1チップDLPプロジェクター・PT-RZ120
【納入システム主な特徴】
・コンパクトな筐体で12,000ルーメン、コントラスト比10000:1を実現
・プロジェクター計8台を納入
・設置・コンテンツ作成・コンテンツ配信システムのターンキーソリューションを提供
北京瀛海とパナソニックは、今後もユーザーの現場プロセスを革新する自動システムを更に進化させ、外食産業の食の安全と効率化を両立するソリューションの提供を目指していく。
海底撈ノースショアプラザ店 店長からのコメント
シンガポール海底撈ノースショアプラザ店店長 陳詩詩氏からのコメント
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。