中国の新エネルギー車(NEV)の大手メーカー「比亜迪(BYD)」の深セン粤星ディーラーはPudu Robotics(本社は中国深セン)の配送・案内ロボット「KettyBot」を導入した。深セン粤星ディーラーでは、「KettyBot」が来店客にミネラルウォーターやキャンディーを配ったり、せわしなく動き回ったりする様子が見られるという。配膳ロボットで注目を集めているが、別の用途でも活用できる可能性を示している。
「KettyBot」は18.5インチの大型ディスプレイを搭載、画面ではスタイリッシュでインパクトのある自動車のプロモーション動画や画像を常にループ再生している。
「KettyBot」にはAIアシスタント機能も搭載されていて、歩く「宣伝部長」として活躍しているという。来店客に今一番注目の人気モデルの詳細情報について分かりやすく紹介し、パンフレットを配布、スタッフが口頭で紹介するといった従来の営業スタイルと比べて、「KettyBot」は広告ディスプレイとAIアシスタントを利用したプロモーションを通して顧客へのより高いリーチ、より精度の高いマーケティング、そしてより高いコストパフォーマンスを実現しているようだ。
「KettyBot」は来店客の出迎えや案内も行うことができる。顧客から「KettyBot」に「宋のハイブリッド車が見たい」と声をかけられると、「KettyBot」は自動走行して顧客を希望のタイプの車まで案内する。スマート化されたサービスで顧客にPudu Roboticsの低速自動運転技術のすばらしさを体験してもらいながら、お気に入りの車まで誘導する。
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