スマートスピーカーの認知率は8割強、自分で利用している人は約9% 伊藤忠グループのマイボイスコムが調査結果を発表

インターネット調査を中心に提供している伊藤忠グループのリサーチ会社、マイボイスコム株式会社は5回目となる『スマートスピーカー(AIスピーカー)』に関するインターネット調査を2022年4月1日~5日に実施し、10,020件の回答を集めたことを発表した。


スマートスピーカーの認知

スマートスピーカーについて「どのようなものか、内容を知っている」は29.8%、男性や女性若年層で高くなっている。「聞いたことがある程度」(50.7%)を合わせた認知率は8割強。




スマートスピーカーの利用状況

スマートスピーカーを自分で利用している人は、「自分ひとりで利用している」「自分を含む同居家族で利用している」を合わせて約9%。「自分は利用していないが、同居家族が利用している」を含む、自分または家族が利用している人は1割強となっている。




スマートスピーカーで利用している機能

スマートスピーカーを自分や家族が利用している人に、利用している機能を聞いたところ(複数回答)、「天気予報を聞く」が57.2%、「音楽を聴く」が47.1%、「アラーム・時報、タイマーの設定」「時刻の確認」「ニュースの読み上げ・画面表示」が3割前後です。過去調査と比べて、「アラーム・時報、タイマーの設定」「時刻の確認」が増加傾向。Appleのスマートスピーカー利用者では、「ニュースの読み上げ・画面表示」の比率が高くなっている。


スマートスピーカーの利用意向

スマートスピーカーの利用意向は2割弱、若年層で高くなっている。スマートスピーカーを自分で利用している人では8~9割、自分以外の家族が利用している人では3割。非利用意向は4割強、スマートスピーカーを利用していない人では5割弱となっている。


スマートスピーカーでやってみたいこと・利用したい機能

スマートスピーカーの利用意向者がやってみたいこと・利用したい機能は(複数回答)、「天気予報を聞く」が61.7%、「音楽を聴く」が50.9%、「ニュースの読み上げ・画面表示」「アラーム・時報、タイマーの設定」が各4割強。「ニュースの読み上げ・画面表示」「スポーツの試合などの結果の確認」は男性、「料理レシピの検索・表示」「アラーム・時報、タイマーの設定」は女性、「乗り換え案内、目的地への行き方の検索」「言葉の意味を調べる、翻訳」は女性高年代層で高くなっている。




スマートスピーカー購入時の重視点

スマートスピーカー購入時の重視点は(複数回答)、「本体価格」が利用意向者の56.3%、「メーカー・ブランド」「AIアシスタント」が各40%台。「デザイン・色」は女性10~50代、「操作や設定のわかりやすさ」「手入れのしやすさ」は女性高年代層で高くなっている。


回答者のコメント

【スマートスピーカーを利用したい理由】
・手が塞がっている時の調べ物には非常に便利なので。(男性53歳)

・息子家族との連絡に使っている。コロナの影響で直接会えなくなったので息子が買ってくれたEchoで家族ぐるみで話ができる。(男性79歳)

・照明のオンオフと天気予報の確認、音楽をかけてくれるだけでも便利だと感じる。自宅で仕事していて孤独感もあるので、おやすみなさいなどの言葉に反応してくれるのも嬉しい。また、買い物メモが気づいた時に音声で入れられるのも便利。(女性52歳)

【スマートスピーカーを利用したくない理由】
・その都度、話しかけるのが面倒。テレビをつけるのもチャンネルを変えるのもボタン一つ。それを考えるとリモコンの方が便利なものが多い。検索もスマフォでできるから。(女性52歳)

・便利かもしれないけど、個人情報を晒してるような感覚なので嫌です。(女性30歳)

・Echoshowを所有はしている。購入当初は物珍しさもあり利用していたが、自分の環境では必要性を感じず、今はお蔵入りの状態。(男性64歳)

【どちらともいえない】
・歳を取ったり、身体が思うように動かなくなった場合は便利かもしれないが、今のところ無くても生活は出来る。(女性51歳)

・有れば便利、なくても困らない。必要に迫られていない。(男性56歳)

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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