ドーナッツ ロボティクスの新デバイスclip EARは「なんでも聞き取る音声認識AI」搭載 将棋界のレジェンド加藤 一二三さんとラジオ番組で対決

2050年には、世界中で9億人もの人が難聴に悩まされると予測されている。
持続可能な社会を作る「SDGs構想」の「すべての人に健康と福祉を」のテーマからも、聴覚障がい者の社会活動支援は重要な取り組みの一つだ。

2020年に世界初のスマートマスクを発表したドーナッツ ロボティクス株式会社は、聴覚障がい者のオンライン生活をより快適にできるよう製品開発を進めており、2022年の世界家電見本市「CES」にて、オンライン会議の字幕表示と議事録作成機能(なんでも聞き取る音声認識AI搭載)や、トランシーバー機能、対面翻訳機能など、様々な機能を搭載予定のイヤホン型デバイスclip EARを発表した。

応援購入サイトMakuakeで予約販売を開始した同製品は、開始30分で目標金額を達成。2022年7月20日まで予約販売しており、間もなく支援額1000万円に到達しようとしている。なお、価格は14,960円(税込)〜となっており、プロダクトの発送は11月末を予定している。

応援購入サイトMakuake画面

また、同社のCEOである小野泰助氏がパーソナリティをつとめるTOKYO FM「世界Vision Lab」の、7月10日(日)20:00〜のオンエアでは、ゲストに将棋 棋士・加藤 一二三さんを迎えて放送。「神武以来の天才」の異名を持つ将棋界のレジェンド加藤一二三さんの負けず嫌い棋士エピソード、これまでの戦績、加藤一二三から見る藤井聡太棋聖の強さなどを伺うと同時に、番組中盤では、同社新開発の「なんでも聞き取るAI」との音声認識対決を行った。
(※冒頭の画像:右から、TOKYO FM「世界Vision Lab」MCでモデルの阿部 菜渚美さん、加藤 一二三 棋士、ドーナッツロボティクス CEO 小野 泰助 氏)






世界家電見本市「CES」で発表した最新デバイス「clip EAR」

オンライン会議でリアルタイムに 字幕表示、翻訳を行い、議事録も作成する同デバイスは、ZoomやTeamsで使用可能。オンライン商談時にclip EARを使用すれば、メモを書くことから解放され、商談に集中することができる。また、送受信距離は無制限となるトランシーバー機能は、レストランや工事現場でも活躍する。今後搭載予定の同時通訳機能(2023年5月リリース予定)は、お互いのデバイス間で翻訳を行い、clip EARを持たない相手はスマホで対応可能。その他、スマホを出さずに、スマホAIのコントロールが可能なるスマホAI連携も現在開発中だ。


■【動画】「clip EAR」プロモーション ビデオ

Makuake内プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/clip/


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ロボスタ編集部

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