近年、65歳以上の一人暮らしが増加傾向(内閣府高齢社会白書によると5年間で24%増)にあり、それに伴い、孤独死が大きな社会問題となっている。
別々に暮らす高齢の家族、地域コミュニティとして、近くに近親者がいない高齢者の見守りが必要ではあるものの、担い手や費用の面でハードルが非常に高いというのが実情だ。更に、従来のコミュニティから離れる災害の際の被災者向け住宅や、高齢者向け賃貸住宅での孤独死も数多く見られている。
防犯機器や介護用機器およびシステムの企画・開発・製造および販売を手掛ける株式会社エストは、これらの問題を精神的にも、経済的にも、負担の少ない形で解決できる「孤独死防止・見守りシステムLC-900」を2022年9月20日(火)より新たに発売することを同年8月31日に発表した。
製品の特長
同製品は、任意に設定できる「一定時間」活動が確認できない時に通知が受けやすくなっており、毎日、スマホの画面を見て様子を確認する必要がない。また、年間レンタル料が3,960円と低価格に設定されている。設置についても、本機を生活動線に向けコンセントに差し込むだけで簡単に運用を開始できる。
精神的な負担の少ない見守り
毎日、スマホの画面を見て様子を確認しなければいけないというような、プレッシャーを伴う操作は必要なく、「一定時間」活動が確認できない時に、通知が受けやすく、見逃すことの無い携帯電話(合成音声による着信)やLINEのグループを利用することが可能。孤独死の防止という意味での「一定時間」の具体的な数値は、任意に設定することができる。更に、寄り添った形でのきめ細かい見守りとして、起床時間や就寝時間、日中や夜間の活動間隔の普段の様子との違いに着目した内容も設定可能だ。また、グループで共同して複数の人を見守ることのできるシステムなので、一人に負担がかからないようにすることもできる。
経済的な負担の少ない見守り
1台当たり、1年目は初期費用6,930円と年間レンタル料3,960 円の合わせて10,890円。2年目以降は、年間レンタル料3,960円のみで、月額にすると330円という低価格のため、別々に住む高齢の家族の見守りはもちろん、地域コミュニティや被災者向け住宅、高齢者向け賃貸住宅等で多くの人が利用できるようになっている。
精神的負担の少ない簡単な設置、経済的負担の少ないデータ通信量
設置の際は、気の重い複雑な操作は一切必要有りません。本機を生活動線に向け、コンセントに差し込むだけで運用を開始できる。WiFi経由でインターネットに接続するのは親機だけ、子機は親機と無線で繋がるネットワークを自動的に作る (各子機の無線の届く範囲=WiFiの電波)。例えば、集合住宅でWiFiの届く範囲に親機を置いて、後は子機が順々に繋がれば親機から離れている子機もネットワークに繋がるため、追加のルータやアクセスポイントは必要ない。地域コミュニティであれば、一か所、近隣のWiFiへの接続ができればその親機を起点として、子機を数珠繋ぎに繋げて簡単に無線ネットワークを作ることができます。また、通信量は僅かで、WiFiが無く、データ通信用のSIMを使う場合でも最低レベルの料金で(親機と子機で併せて5台の場合に約50MB/月。別途、SIMが使えるWiFiルータ等の通信機器が必要。)運用可能だ。
▼製品概要
製品名 | 孤独死防止・見守りシステム |
---|---|
型番 | LC-900A(親機)、LC-900C(子機) |
レンタル価格 | 1年目:初期費用6,930円、レンタル料3,960円 (合計 10,890円) 2年目以降:3,960円/年 |
発売日 | 2022年9月20日(火) |
備考 | レンタル価格は、親機・子機の価格(全て税込み)となっている。 |
株式会社エスト