ロボットが自動でピッキングと袋詰め ロボットコンビニ1号店「auミニッツストア 渋谷店」注文処理から受け渡しまで全作業を無人で

株式会社ROMSはKDDI株式会社との共同取り組みとしてKDDIの運営するau Style SHIBUYA MODIに併設する自動でクイックコマースのピッキング・パッキング(袋詰め)を行うRCS(Robotics Convenience Store)1号店「auミニッツストア 渋谷店」をオープンしたことを発表した。


注文処理から受け渡しにかけての全作業が無人

「auミニッツストア 渋谷店」は利用者がデリバリーのモバイルオーダーを行い、ロボットにより自動でピッキング・パッキングされた商品を利用者自身が店頭のタッチパネルを操作して受け取ることで、注文処理から受け渡しにかけての全作業を無人で行う。すべての注文がオンライン化されているため、店舗の商品が売り切れるとリアルタイムにアプリへ反映される。また、商品ケース(棚)や賞味期限をシステムで自動管理しているため、商品補充・廃棄時時には補充や廃棄が必要なケース(棚)を自動で作業台まで運ぶ。この仕組みにより、商品補充・廃棄の作業時間が短縮される。オープン時点は食料品や日用品などデリバリー向け人気商品を取り扱い、今後、パートナーの拡大も想定し、最大でおよそ500商品を取り扱う予定。


RCS(Robotics Convenience Store)導入の背景

ROMSが提供するRCS(Robotics Convenience Store)はオーダーシステムと自動連携し、ロボットが商品のピッキングとパッキングを行うことで、オーダー処理から商品受け取りまで全て自動で運用することが可能なソリューションで、2021年に「MOPU」吾妻橋店にてPoCを完了している。

ROMSによると物流システムの整備や生活様式の変化に伴いEC利用が広がるなか、デジタルを前提とした新たなユーザー体験を構築することを目的として、KDDIの運営するau Style SHIBUYA MODIに併設するauミニッツストア渋谷店にて、次世代型無人店舗であるRCSの導入を決定。無人店舗「auミニッツストア 渋谷店」はモバイル注文商品の自動ピッキング・配達員やユーザー自身による店舗での商品受け取りが可能な、都市型のクイックコマースのフルフィルメント拠点として運用される。







店舗の特徴

・デリバリー/テイクアウト対応店舗。

・店舗はau Style SHIBUYA MODIに併設している。

・商品ピッキングからパッキングまでをロボットが完結する。

・バックヤードを含め店舗サイズは約50㎡と、従来のコンビニエンスストア以下の省スペースで運営する。

・すべての注文がオンライン化されているため、店舗の商品が売り切れると、リアルタイムにアプリへ反映される。

・商品ケース(棚)や賞味期限をシステムで自動管理しているため、商品補充・廃棄時時には補充や廃棄が必要なケースを自動で作業台まで運んでいく。この仕組みにより、商品補充・廃棄の作業時間が短縮される。

・商品の温度帯管理を行うことで、冷蔵・常温商品などユーザーのニーズに合った豊富な商品の取扱いが可能。

・オープン時点は食料品や日用品などデリバリー向け人気商品を取り扱う。今後、パートナーの拡大も想定し、最大でおよそ500商品を取り扱い予定。

・RCS設置面積:約33㎡(バックヤード含めて約50㎡)

・取扱商品数:最大約500SKU

・取扱商品カテゴリ:食料品・日用品。順次拡大予定


店舗概要
店舗名称 「auミニッツストア 渋谷店」
オープン 2022年9月13日11時
所在地 東京都渋谷区神南1丁目21番3号渋谷モディ1階
営業時間 11:00-19:00(不定休)※当面の間、平日のみ営業
運営 KDDI株式会社
関連サイト
株式会社ROMS

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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