西尾維新のAudible向け書き下ろし完全新作を鈴村健一が朗読 書籍より早いオーディオファーストプロジェクト 12/29配信

故郷(ふるさと)の町・安楽(あんらく)市(し)が、「自殺の名所」として宣伝されようとしていることを知った推理作家の「私」は、15年ぶりに里帰りし、それを阻止しようとする。

世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブルは、2022年12月29日より西尾維新さんの新作書き下ろし長編『ウェルテルタウンでやすらかに R.I.P. werther town』を配信する。

Audibleでも根強い人気を誇る〈物語〉シリーズの著者・西尾維新さんが、作家デビュー20周年を迎えた2022年の締めくくりに発表する同作は、Audibleと出版社によるメディアの枠を超えた新しい取り組み「オーディオファースト作品」として書き下ろした完全新作だ。


『ウェルテルタウンでやすらかに R.I.P. werther town』

今回配信される、奇才・西尾維新さんによる最新作『ウェルテルタウンでやすらかに R.I.P. werther town』は、Audibleで先行して楽しめるオリジナル小説となっており、同作は講談社との共同プロジェクトで、2023年に書籍の発売が予定されている。


著者とナレーターからのコメント

著者の西尾 維新さん、ナレーターの鈴村 健一さんからのコメントは以下の通りだ。

西尾維新(にしお いしん)さん

この度はオーディブルファーストという新たな冒険をさせていただき、ありがとうございました。『ウェルテルタウンでやすらかに』は、西尾維新なりの『若きウェルテルの悩み』と言ったところ…かどうかはわかりませんが、若かったあの頃を思い出しながら、今の私で執筆しました。この場をお借りして、朗読してくださった鈴村健一さんに、深く御礼申し上げます。お楽しみいただけましたら幸いです!

【著者プロフィール】作家。1981年生まれ。『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー。同作に始まる「戯言(ざれごと)シリーズ」のほか、アニメ化された『化物語(ばけものがたり)』にはじまる〈物語〉シリーズなど、著作多数。

鈴村健一(すずむら けんいち)さん

朗読が先にリリースされるオーディオファースト作品ということで「声」で参加させていただきとても光栄です。仕事だとわかっていたのに読み始めるとそんなことを忘れて作品の世界に没頭しました。スラップスティックな世界観の中に誰もが向き合うべき問題が内包されている物語。この時代に触れる意味も大きい作品です。たくさんの人達に「聴いて」「読んで」いただきたいです。

【ナレータープロフィール】9月12日生まれ。インテンション所属。主な出演作は「銀魂」沖田総悟役、「うたの☆プリンスさまっ♪」聖川真斗役、「おそ松さん」イヤミ役、「銀河英雄伝説 Die Neue These」ヤン・ウェンリー役、「バクテン&」陸奥洋二郎役、「CRISIS CORE -FINAL FANTASY Ⅶ-」ザックス・フェア役など。



作品詳細

【あらすじ】推理作家「私」のもとへ現れた、弩級に不審な町おこしコンサルタント。彼は「私」に、町おこしのために小説を書いてほしいと依頼する。小説の力を利用して、寂れゆく町・安楽(あんらく)市(し)を自殺の名所にしたいと言うのだ。承諾した「私」だが、密かにその計画を阻止することを決意する。なぜなら安楽市は、「私」の故郷(ふるさと)なのだから――。謎多き奇才・西尾維新がおくる、スラップスティックストーリー!
作品名 『ウェルテルタウンでやすらかに R.I.P. werther town』
著者 西尾 維新さん
ナレーター 鈴村 健一さん
出版社 講談社
講談社 12月29日
カバーアートデザイン 小口翔平・須貝美咲(tobufune)
作品URL https://www.audible.co.jp/pd/B0BQBM7CJV




〈物語〉シリーズ「オフシーズン」最新作も配信中

また、西尾維新さんの<物語>シリーズ「オフシーズン」最新作『結物語』も配信中だ。

【あらすじ】怪異譚となる前の“風説”を取り締まる、直江津署風説課で働きはじめた警察官・阿良々木暦。町を離れた、ひたぎと翼。23歳になった3人が選ぶ道と、暦が最後に伝える想いとは…?永遠に、この恋心はほどけない。
作品名 〈物語〉シリーズ「オフシーズン」最新作 『結物語』
ナレーター 花澤香菜さん
作品URL https://www.audible.co.jp/pd/B08VRPCLT9




オーディオファースト作品について

“オーディオファースト”とは、「音声の可能性への挑戦」をコンセプトにした出版社との新しい取り組みだ。Audibleのために書き下ろされたオリジナル作品を、オーディオブックとして先行配信した後、書籍として出版。一番最初に「音声」として表現される、Audibleでしか体験できない作品となっている。 2021年に川上未映子さん著『春のこわいもの』、2022年10月に村田沙耶香さんをはじめとするアジアの若手作家9名による短編小説集『絶縁』と三浦しをんさん著『墨のゆらめき』を配信。今後、汐見夏衛さんの作品制作が決定している。


関連サイト
Amazon Audible

ABOUT THE AUTHOR / 

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

PR

連載・コラム