周囲の環境音を取り込めるイヤホン用イヤーチップ登場 イヤホンの音質はそのままに安心感と利便性を向上
イヤホンは今、周囲の音を遮断して楽曲だけを楽しむノイズキャンセリング機能を代表とした遮音性と、反対に周囲の環境音を取り込むオープンイヤー重視に、嗜好が分かれ始めている。もちろん、時と場所によってそれを使い分けられるイヤホンも登場している。
そんな中、周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたいというオープンイヤー重視のユーザー向けの「外音取り込み機能」のイヤーチップがNAINから登場した。このイヤーチップはお気に入りのイヤホンのイヤーチップと交換するだけで外音を取り込む機能を付加することができる。安心・安全で、イヤホンを付けたままでも会話ができる。
クラウドファンディングにおいて支援を募集していて、2023年4月より先着購入順に発送開始予定となっている。
■周りの音が自然に聞こえるイヤーチップイメージ動画
「周囲の音が聞こえる安心感を重視」
【こんな経験をした事はある?】
・音楽を聴きながら外を歩いていたら、人や自転車にぶつかりそうになった
・空港や電車内で音楽を聴いていたら、アナウンスが聞こえずに乗り過ごしそうになった・音楽を聴きながら仕事がしたいけど、名前を呼ばれた時に気付けないと困るので出来ない
・Web会議中でも子供の行動は知っておきたいし、急な来客にも備えたい
このイヤーチップはこのような課題を解消することが目的として開発された。この製品にイヤーチップに交換すると音楽と一緒に周りの環境音も聞こえるようになり、周囲の変化に気付きやすくなる。そのため、周りの人とのコミュニケーションが取りやすくなり、背後から迫る自動車の走行音などの危険を察知しやすくなる等の効果も期待できる。
音質・外音取り込み性能・通気性・軽快感(圧迫感の軽減)を高レベルで実現すると同時に、高い汎用性を持った設計になっているという。幅広いサイズや形のイヤホンにも取り付けることが可能としている。
サイズは1サイズのみ。イヤーチップのノズル内径は4.0mm、ステムサイズは4.5~5.0mm。(※一部装着できないイヤホンもある)
■イヤーチップをいろんなイヤホンに取り付けてみた!
より”自然な音”の取り込みを実現
また同社は、イヤホン自体が持つ、デバイスによる外音取り込み機能は信号処理になるため、音質や音量のチューニングの影響で自然さが損なわれてしまう場合があるとしている。このイヤーチップでは、Carbon社の最新3Dプリンティング技術で製造した特殊なラティス構造により“より自然な音”の取り込みを実現すると共に、高い通気性により長時間使用時のムレを軽減する。
また、素材に「SIL30」というシリコーンを使用する事により肌への負担を最小限に抑えた。柔軟性が高く、長時間使い続けても痛くなりにくいのが特徴で、程よい耳栓感が得られるという。
詳細はクラウドファンディングサイトに説明がある。
株式会社ネイン
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