ツバメインダストリは開発を進めていた搭乗型ロボット「アーカックス」のプロトタイプが2023年6月に完成したと発表した。この期は搭乗型ロボットの量産化も計画している。
「搭乗型ロボット」という全く新しいマーケットを形成することを目的
ツバメインダストリは「SFに出てくるような大型ロボットに実際に乗り込んで操縦する」という、非日常体験が可能なプロダクトを世界に提供すべく2021年8月に設立し、開発を進めていた。
アーカックスプロジェクトはツバメインダストリの第1弾プロジェクト。
日本が世界に誇る「ロボティクス」「アニメーション/ゲーム」「自動車」の分野の要素を詰め込んだ、SFに出てくるような大型ロボットに実際に乗り込んで操縦するという、子供のころから多くの人が憧れた夢の体験を提供すべく誕生したのがアーカックスだ。
アーカックスは搭乗型ロボットという全く新しいマーケットを形成することを目的としており、超高級車や自家用ジェット機のようなラクジュアリー市場を製品のベンチマークとしている。そのため主たる顧客は富裕層を想定しており、国内だけでなく海外向けの受注販売を今後予定している。
アーカックス概要
・搭乗型ロボット「アーカックス」
・搭乗操作型
・双腕
・4脚輪
・バッテリ駆動
・自走
・全高4.5メートル / 重量3.5トン
・モード変形(ロボットモード⇔ビークルモード)
ツバメインダストリロボット開発の特徴
・建設機械や大型エンターテインメント装置の開発経験者によるハード/システム設計。
・メカデザイナーをメンバーに加え、メカの可動とデザイン性を両立。
・主に日本国内のサプライヤから提供いただいた信頼性の高いデバイスを搭載。
・機械安全規格に基づき実施したリスクアセスメント等の結果を反映した安全性。
ツバメインダストリはロボットを通じて子どもたちのモノづくりへの入口を作り出し、次世代のエンジニアにその技術を繋げられればと考えており、確かな技術力で子供のころに見た夢を現実に、そして製品としての搭乗型ロボットを追求するとしている。
また、ツバメインダストリは搭乗型ロボットの量産化を計画しているため技術協力出来るパートナーの募集を行う予定であることも明らかにした。
■ハッチを開いて搭乗 ~ コックピットで操縦
■操作テスト
■作業風景 ドローン撮影
会社沿革/スケジュール
2021年2月 | 「アーカックス」プロジェクト開始 |
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2021年8月 | ツバメインダストリ株式会社 設立 |
2022年11月 | 「アーカックス」組み立て開始 |
2022年5月~2023年10月 | 資金調達募集期間 |
2023年6月 | 「アーカックス」プロトタイプ完成 |
2023年夏頃 | 製品リリース予定 |
2023年10月26日~11月5日 | JAPAN MOBILITY SHOW 2023 出展予定 |
2023年12月頃 | 一般公開イベントの開催予定(開催地:関東近郊を予定) |
ツバメインダストリ株式会社