株式会社安川電機は2026年7月13日、AIロボット「MOTOMAN NEXT」とフィジカルAIを組み合わせた柔軟物体ハンドリングシステムを紹介する動画を公式YouTubeで公開した。
ワイヤーハーネスのような形状が変化する対象物のピッキング作業を通じて、遠隔操作(テレオペレーション)によるデータ収集からAIの学習、自律的なハンドリングまでの一連のプロセスを示している。
VLAで「見て・理解して・動く」を実現
本システムの中核となるのは、VLA(Vision-Language-Action)を活用したフィジカルAIだ。ワイヤーハーネスなど形状が一定でない対象物をリアルタイムに認識し、状況に応じた把持・操作を自律的に実行する。
従来のロボット制御とフィジカルAIを適材適所で組み合わせることで、これまで自動化が困難とされてきた柔軟物体の取り扱いを可能にしている。
テレオペとGPUクラウドで学習を効率化
データ収集にはテレオペレーションを採用し、オペレータの作業をそのまま学習データとして活用することでロボットへのスキル習得を効率化している。
AI学習基盤にはソフトバンクの「AIデータセンター GPUクラウド」を活用。同サービスはソフトウエアスタック「Infrinia AI Cloud OS」と国内のAI計算基盤を組み合わせたクラウドサービスで、AIモデルの学習から推論、データ処理まで幅広いAIワークロードに対応する。

データ収集ツールには、FastLabelが公開したオープンソースアプリケーション「OpenLUTRA」を採用した。

直感的なUI/UXと自動品質判定によるキュレーション機能を備え、エンジニア以外でもロボット向けデータ収集と品質担保が実施できる点が特徴だ。
動画はテレオペによるデータ収集(00:00)、学習(00:48)、推論動作(01:04)の3パートで構成されており、実際の動作を確認できる。
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