株式会社NH研究所は2026年6月22日(金)、AI-RANソリューションの先端企業であるSynaXGと協業し、SynaSpark Roverを活用したモバイルコネクティビティおよび分散型AIコンピューティングインフラの提供を開始することを発表した。
ショッピングモール、スタジアム、高層オフィスビルなど多様な施設を対象とし、ロボットやドローンをはじめとするフィジカルAIデバイスが、ネットワークを通じてAIデータセンターと連携しながら、エッジでのリアルタイムAI推論(AIaaS)を利用できる環境を構築する。
SynaSpark Roverとは何か
SynaSpark Roverは、超低遅延・高スループット・エッジAI処理を重視した環境向けのオールインワンボックス型プラットフォームだ。5Gコア、フロントホール、無線、電源を含む完全統合型展開スタックを備え、Sub-6帯およびミリ波帯の両方をサポート。
5G無線性能は最大3セクタ、アクティブユーザー1,000、最大ユーザー3,000に対応。AIパフォーマンスは1台あたり1 PFLOPSの専用演算能力を持ち、最大4台のDGX Sparkシステムを搭載することで合計4 PFLOPSのAI演算性能を実現する。鉄道、工場、倉庫、港湾、発電所など幅広い現場への導入を想定している。
不動産オーナーへの新たな収益機会
NH研究所 CEOの山田純氏は「施設にSynaSpark Roverを導入することで、プライベート5G、オンプレミス型AIオペレーション、エッジでのAI推論を同時に実装でき、すべての建物を分散型ネットワークに変えることができる。不動産オーナーにとっては新たな収益源が開拓されるチャンスとなる」とコメントしている。
SynaXG CEOのXin Huang氏は「従来の通信インフラはフィジカルAI時代を想定して設計されたものではなかった。SynaSpark RoverはAI-RANと分散型AIコンピューティングを組み合わせ、最も過酷な実環境にも対応できる堅牢なプラットフォームだ」と述べている。
NH研究所はNVIDIAエコシステムパートナーとも連携し、商業・産業ユースケースの開拓とオンプレミス型AI推論の社会実装を推進していく方針だ。
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