株式会社ピアニジュウイチ(ピア21)とアスラテック株式会社は、株式会社わかさ生活のキャラクターをモチーフとしたバルーンロボットを開発したことを発表した。
バルーンロボットは、バルーン技術とロボット技術を組み合わせた柔らかいロボット。店を訪れた顧客がキャラクターに抱きついたり、握手するなど、人とロボットの安全なインタラクションを実現するために、外装は手触りが良く、メンテナンスしやすいものを採用した。来店客と積極的に触れ合えるロボットとして「わかさ生活」の店舗内で運用される予定。
4台のバルーンロボットを制作
今回、ピア21とアスラテックによって製作されたロボットは「ブルブルくん」2台と「アイアイちゃん」2台の合計4台。「わかさ生活Buruburu Aiai 名古屋オアシス21店」と、「Buruburu Aiai 京都四条店」の2店舗に設置される。
従来のキャラクターの着ぐるみは、中に人が入って動かすため、子供と触れ合うために最適なサイズ感や、設定に忠実な構造を実現することが困難だった。バルーンロボットはコントローラで簡単に操作することができ、この技術が実現したことによって、人が入っているかのような自然な動きや、適切なサイズ感を両立することができる。
■動画 バルーンロボット ブルブルくん アイアイちゃん（V-Sido Bilateral）
バルーンロボットの操作は、ロボットと似た形状のパペットコントローラーやゲームパッド、ジョイスティック等で行うことができる。アスラテックが開発した「V-Sido」(ブシドー)によるモーション自動生成機能等の効果により、全身が連動して動くため、簡易的な操作だけでまるでバルーンロボットが生きているかのような動きを実現することができる。
■バルーンロボット運用動画「世界初！ブルブルくんロボット爆誕！」
バルーンロボットと「V-Sido Bilateral」
ピア21は、バルーン造形やエアー遊具、着ぐるみ等の製作、販売、施工、レンタルを手掛ける企業で、イベントやショーをはじめアミューズメント領域等での新たな表現を実現するために、ライブ動作可能なバルーンロボット技術の開発でアスラテックとの提携を2023年8月に発表。既に数件にバルーンロボットを導入している。
「V-Sido」はアスラテックのチーフロボットクリエイター 吉崎航氏が中心となって開発したソフトウェアで、横浜の「動くガンダム」やSF映画のような巨大な4人乗り4足歩行型ライド「SR-02」などに採用され、双方向インタクティブに対応した「V-Sido Bilateral」(ブシドー・バイラテラル)は「けものフレンズ」の「シマハイロボ」や「アライさんロボ」にロボット化の際に活用された技術。握手会など力触覚で操作者がファンとの交流を感じることができる機能を有している。
わかさ生活とは
わかさ生活は「自分と同じように目の悩みでお困りの方の役に立ちたい。」という、代表である角谷氏の想いよって1998年に創業。
企業理念である「商品を通じ、お客様との信頼の絆を深めて、広く社会に貢献できる企業」を胸に、これまで全国360万家族(※1)に商品を提供。代表する商品はブルーベリーサプリメント『ブルーベリーアイ』で、累計販売数は1億5000万袋数(※1)を突破。ブルーベリーサプリメント市場で19年連続売上№1（※2）を記録するなど、サプリメント業界を代表する商品のひとつになっている。
2020年からは、「コトバを通じて、健康を提供したい」という想いのもと、出版事業を展開し、近年では「目の総本山」をテーマとした店舗事業も行っている。
※1 2024年4月時点
※2「H・Bフーズマーケティング便覧」機能志向食品アイケアより引用(株)富士経済(2004年～2022年ブルーベリーアイ実績)
V-sido関連記事
この記事を読んだ人におすすめ
ABOUT THE AUTHOR /
ロボスタ編集部
PR
このカテゴリの新着記事
注目のロボット
注目のロボット企業
連載・コラム
