ロボット制御ソフトウェア「V-Sido」(ブシドー)を活用した「けものフレンズ」のキャラクターをロボット化する企画の第二弾「アライグマ」(アライさん)のイベントが2023年3月4日(土)新宿マルイ メンで開催された。
今回は有料のイベントとして実施され、多くのファンが会場に詰めかけて、ロボットとして実体化したアライさんとの会話や触れあいを楽しんだ。
また、イベント終了後にはアライさんロボと女の子が会話し、触れあう特別な時間が設けられた。記事ではその様子もお届けしよう。
VTuberがファンとの交流イベントでロボットになって実体化
イベントには、アライさんロボットに加えて、VTuberとしてシマハイイロギツネ(シマハイ)が大画面でゲストとして登場し、トークショーを行なった。
■けものフレンズ ロボット企画第2弾「アライさんロボ」登場編
イベントは声出しがOKということもあり、ロボットとなったアライさんが登場したときは大きな歓声が響き渡り、ゲストのシマハイを含めて、挨拶や掛け合いに楽しそうに答える来場者たちの姿は、コロナ禍以前の光景を思い出させた。
また、配布された入場者番号で選ばれた複数人のラッキーな来場者が、ステージでアライさんロボのそばで会話したり、握手や写真撮影を楽しんだ。
今回は、けものフレンズとしては初の「フレンズと直接ふれあえる」貴重なイベントとなった。
■けものフレンズ ロボット企画第2弾「アライさんロボ」ファンとの交流編
アライさんロボ、大きく進化
アライさんロボットは前回のシマハイロボに続く第二弾となる。6自由度で稼働する二本脚が追加され、立ったり歩行したりはしないが、リラックスした感じて足を動かしたり、足を組んだりすることができる。他に、腕や手はもちろん、耳、尻尾などが稼働する。
横浜ガンダムにも搭載されている先進のロボット制御技術「V-Sido」(ブシドー)によって、フレンズ(V-Tuber)とロボットの動きが連携して動く。シマハイロボより、動きの滑らかさが洗練され、細やかな力制御によって安全な人とのふれあいを実現している。
アライさんロボ meets a girl スペシャル映像
イベント終了後、「アライさんロボ」と女の子が特別に触れあった。アライさんロボが「お名前は?」「どこから来たの?」「好きな動物はいるか?」などの質問した。
女の子は最初は緊張していたが、次第にうち解けて、最後はアライさんロボと握手、ハグをして触れあいを楽しんだ。
■「アライさんロボ」女の子と触れあう
「けものフレンズ3 SHOP 2023」は3月12日(日)まで開催
このイベントは「けものフレンズ3 SHOP 2023」のひとつとして実施されたもので、グッズ販売を中心にした「けものフレンズ3 SHOP 2023」は2022年2月23日(木・祝)から3月12日(日)まで開催されている(新宿マルイ メン 8F イベントスペース)。
けものフレンズ「アライさんロボ」とリアルふれあい体験!シマハイロボに続くV-Sido第2弾 マルイで3/4開催
ムゲンヨーヨーの技を披露するロボット!?アスラテックがロボット操作システム「V-Sido Bilateral」で実現
ロボットの手の感覚を操作者が体感できるロボット操作システム「V-Sido Bilateral」をアスラテックが発表 力覚フィードバック
けものフレンズV「シマハイロボ」になってシマハイイロギツネが多くのファンと交流 精巧に動く力制御をV-Sidoで実現
けものフレンズプロジェクト公式サイト
この記事を読んだ人におすすめ
- アスラテックがロボットのハードウェア事業を拡大 生成AIの効率的な学習、移動や力触覚、バルーンロボットの技術開発にも注力
- ピア21とアスラテックが触れ合えるバルーンロボットを製作 わかさ生活の店舗で「ブルブルくん」「アイアイちゃん」を運用
- 遠隔操作の人型ロボットで何ができる?早大発 東京ロボティクス 遠隔操作ロボットソリューション提供開始 事例を多数動画で紹介
- 就労困難な人が分身ロボットで高齢者と会話 高齢者のQOL向上と障がい者の就労支援を実践 オリィ研究所とシューペルブリアン
- ugo × ラピュタロボティクス × 人機一体が合同トークイベントを大阪で開催 オンラインでも聴講可能
- 「シンカリオン」に人機一体の汎用ヒト型重機「零式人機 ver.2.0」がモチーフの武装強化ビークル「エルダ式ジンキ」登場
- ロボット活用は気軽かつ段階的に始めることが省人化へのコツ 「Factory Innovation Week」2024から
- 巨大な汎用人型重機「零式人機 ver.2.0」のデモ公開へ 「Japan Robot Week 2024」期間中に合計8回 GMO AIR連携限定デモも
- 【速報】鉄道会社が導入した巨大な汎用人型重機「零式人機」の特別版デモを公開!「JAPAN ROBOT WEEK 2024」GMOブースで
- ヤマダが家電売り場にAIアバターロボット導入へ 家電流通業界に特化したAIロボティクスとAIサービス創出でavatarinと業務提携
ABOUT THE AUTHOR /
神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。