ドローンやVTOL(垂直離着陸機)やUGV(無人地上車両)の技術開発に注力するイームズロボティクス株式会社は、事業の成長と業務拡大を目指し、新たなステージへ進むための戦略的な取り組みを発表した。
近年の事業拡大を背景に、より多くの顧客に高品質なサービスを提供するため、各部門での人員増強を図り、先端技術の開発と新規プロジェクトへの参入を積極的に進める考えだ。
なお、イームズロボティクスは、2024年5月17日に株式会社エクセディを引受先とする第三者割当増資を実施している。
業務拡大の目的
同社は、自律行動する安全なロボットやシステムの開発を基本理念としており、これまでに数々のプロジェクトを実施してきた。現在の事業は、販売、ソリューションサービス、システム提供サービスの3つの柱で構成されており、自社開発力がその根幹を支えている。
今回の業務拡大は、「UAV」(無人航空機)や「UGV」(無人走行車両)などの自律飛行/自律走行システムの技術開発をさらに推進し、新しい市場への参入を目指すもの。
■新規技術開発とプロジェクト拡充
同社は今後、ドローンやVTOLやUGVの分野での技術開発により注力する。これにより、物流、農業、災害対策など多岐にわたる分野での新たなソリューションを提供することを目指す。特に、近年の航空法改正に伴う国内基盤整備の進展により、無人航空機の市場は大きな成長が見込まれており、同社はこの分野でのリーダーシップを強化する。
■生産拠点の増強
福島県南相馬市にある本社工場の生産ラインを拡充し、より多くの製品を迅速に市場に投入できる体制を整える。また、埼玉県ふじみ野市のR&Dセンターでは、先端技術の研究開発を推進するため、技術者の増員を行う。
■グローバル市場への展開
国内市場のみならず、海外市場への展開も視野に入れている。事業拡大を目指し、パートナー企業との連携を強化し、新しいビジネスチャンスを創出する。
■新規技術開発と人員募集
同社が取り組む分野、技術開発に関心があり、当社とともに新しい事業を進めていく意欲のある人材を幅広く募集する。
同社は、これまでの実績を基に、さらに多くの分野で革新的なソリューションを提供し続ける。ドローン技術を活用して、物流、農業、インフラ点検、災害支援など、さまざまな社会課題の解決に貢献することを目指すとしている。