NECがJR西日本グループのオフィス入室と勤怠管理に顔認証を導入 セキュリティ性と利便性の向上を同時に実現

NECは、JR西日本のグループ会社である大阪エネルギーサービスに、顔認証を活用した入室管理システムを提供、2024年8月から稼働を開始した。

稼働したシステムにおいて、顔認証技術についてはNECが製品提供。入室ドア制御に関するシステムの開発及び構築は、JR西日本テクシアが行った。

以前の入室管理システムは利便性に課題

大阪エネルギーサービスはJR大阪駅の冷熱供給を行うなど、重要インフラに関わるエネルギー供給事業を行っている。そのため同社ではセキュリティ対策として、オフィスへの入室にはカードキーまたはテンキーによる暗証番号入力を用いる入室管理システムを利用していたが、利便性の点で課題があった。

顔認証でセキュリティ性と利便性の向上を同時に実現

顔認証の利用イメージ

今回採用したNECの顔認証システムは、カメラに顔を向けて本人確認をするだけでドアが解錠され入室できるため、カードキーを持ち歩く必要がなくなる。また、システムログを使用することで従業員の入室時間を記録し、社員の勤怠情報と連携が可能になる。

これにより勤怠管理の事務処理の簡略化を実現し、セキュリティ性と利便性の向上を同時に実現させた。

なお本システムには、NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術であり、世界No.1の認証精度を誇る顔認証技術を活用している。

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ロボスタ編集部

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