
ソフトバンク株式会社は、次世代コンピューティングのひとつとして、「BPU(Brain Processing Unit)」を東京大学 生産技術研究所 池内研究室と協力して研究・開発していることを発表した(関連記事「【速報】ソフトバンクと東京大、脳オルガノイドで「人工脳細胞プロセッサ」を共同研究、世界初の成果を発表 「脳細胞が次世代コンピュータになる」」)。
これは、iPS細胞を使って作る小さな人工の脳組織「脳オルガノイド」を次世代のアクセラレータとして活用するもの。実用化はまだ遠い未来の話だが、「脳オルガノイド」を活用した展示イベント「Brain Processing Unit -生命とコンピューターが融合する未来-」を、2025年2月1日(土)~2月9日(日)に開催する。参加無料。事前申し込み制(完全予約制:先着順)。場所は恵比寿(クローズドスペースのため申込み後に通知)。
主催は、さまざまな最先端技術を駆使して社会課題を解決し、未来の社会を創造することを目指すソフトバンクの先端技術研究所。
https://www.softbank.jp/corp/technology/research/bpu/
「脳オルガノイド」のポテンシャルや将来ビジョンを体感
概要として発表されているのは、AIにはない新しい可能性を持つ「脳オルガノイド」の最新研究成果と、真鍋大度氏による「脳オルガノイド」に関連・想見する作品が初公開される。次世代コンピューティングとしてのポテンシャルや将来ビジョンが体感できる。
また、将来のBPU実現の際に想定されるユースケースなども提示され、AIやロボットの研究者や開発者、最先端技術に興味のある人たち全般が楽しめる内容になっているようだ。
Brain Processing Unit -生命とコンピューターが融合する未来-
東大との共同研究成果展示
共同研究の背景や最新成果の解説動画、パネルを展示。
・概要説明動画、実験機材、写真
・研究成果パネル、デモ動画
真鍋氏の作品展示
脳オルガノイドの活動データを活用した映像/音声表現、ロボット制御表現等、真鍋氏のアート作品を展示。
・光刺激分類を活用した映像作品
・強化学習を活用したロボット制御作品
・Closed-loop による映像/音楽生成作品
スペシャルトークイベントも開催
2月1日(土)には、脳神経科学の研究者や、脳神経科学技術を活用した表現に取り組むアーティストをゲストに迎え、一般公開のスペシャルトークイベントも実施する。会場はSHIBUYA QWS(先着150名)。Zoomによるオンライン配信も予定されている(オンライン参加は申込み不要)。時間は14:00~16:00。参加は無料。
イベントの詳細や参加申込みは、下記の公式サイトを参照のこと。
https://www.softbank.jp/corp/technology/research/bpu/
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