LINEヤフー、約7,500作品の映画レビューを生成AIで要約表示開始 長文を要約、ネタバレ防止も

LINEヤフー株式会社は、「Yahoo!検索」において約7,500作品の映画レビューを生成AIが要約し、検索結果上に表示する機能を提供開始した。この機能は、ユーザーが映画情報を効率的に収集できるように開発されたもの。生成AIが「Yahoo!検索」に投稿された映画レビューから作品の評価ポイントや特徴を最大3つまで抽出し表示。長文のレビューは読みやすく要約する。「ネタバレにも配慮」し、作品を見る前に便利な「ネタバレなし」と、見終えた後の「ネタバレあり」のバージョンが選択できるようにした。
「Yahoo!検索」ではこれまでもチャット形式で情報を深掘りできる「AIアシスタント」機能や、生成AIによる回答を検索結果に表示する機能など、複数の生成AI活用サービスを提供している。
今回の新機能は、映画の作品名や「作品名 レビュー」などのキーワードで検索した際に、作品の基本情報や上映スケジュール、レビューを表示する既存の機能をさらに強化するもの。
約52.8%のユーザー「情報が見つけにくい」の声に対応
LINEヤフーが実施したアンケート調査によると、約52.8%のユーザーが「レビューの件数が多く必要な情報が見つけにくい」「映画の紹介文など情報が少なく、特徴が分からない」といった課題を感じていることが判明した。
これを受けて、ユーザーの悩みを解消し、映画に関心を持った際にスムーズに情報収集できるよう、本機能の導入に至った。
生成AIが映画レビューから評価ポイントや特徴を最大3つまで抽出
本機能では、生成AIが「Yahoo!検索」に投稿された映画レビューから作品の評価ポイントや特徴を最大3つまで抽出し表示する。「ネタバレに配慮」し、映画のテーマや設定に焦点を当てた「ネタバレなし」と、象徴的なシーンや考察に言及する「ネタバレあり」の2種類の要約をユーザーが選択可能。これにより、未鑑賞のユーザーも安心して要約を確認できる仕組みとなっている。
対応作品数は約7,500作品で、レビュー数が一定以上増加した場合には要約内容が更新される。なお、本機能はOpenAIのAPIを活用している。
LINEヤフーは「WOWなライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。」をミッションに掲げ、今後も「Yahoo!検索」を通じてユーザーの生活における疑問や課題を解決する情報提供サービスの利便性向上に努めていくとしている。
本機能は「Yahoo! JAPAN」アプリ(iOS版、Android版)、スマートフォンブラウザー版「Yahoo! JAPAN」、および「LINE」アプリでのWeb検索で利用可能。
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