物流の人手不足は各国共通の課題のようだ。世界的にデリバリーロボットの話題は事欠かないし、国内でもロボネコヤマトの話題が注目となっている。そんな中、今回はスウェーデンのEinrideの取り組みを紹介したい。
Einrideとは?
オフィシャルサイト冒頭に「This is not a company, it’s a movement.」と記載するEinride。どんなムーブメントを起こすかと言えば、世界初のクリーンな道路交通システムを使って、サプライチェーンのインフラ全体を見直し、未来の輸送方法を確立するという壮大なもの。
このプロジェクトを通じて、輸送に関わる人々の生活を改善し、事故を減らし、排気ガスの排出だけでなく、騒音を減らし、渋滞を緩和することも狙っているという。
輸送をカーボンニュートラルにすることが地球のサスティナビリティにおいて非常に大事であるというメッセージ性のある動画も公開されている。
「T-Pod」コンセプトモデル
Einrideが現時点で発表しているのはコンセプトカー、T-Podのイメージだけだ。
環境負荷を低減するカーボンニュートラル電気自動車で、輸送の効率を上げ、コスト削減を狙っている。
自動運転を想定しており、運転席もフロントガラスもないデザインになっている。運転席のスペースがないだけでも荷物はその分多く運べると思われる、また、完全な自動運転だけでなく、遠隔運転も可能になっている設計だ。
僕はこう思った:
これで長距離輸送して、ラストワンマイルはデリバリーロボットという組み合わせも良さそうですね。
Einride
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