2018年3月15日、Hunter Owens氏がTwitterにてSpotifyの音声音楽検索の様子を公開した。
I spy @Spotify laying the foundation for a smart speaker… pic.twitter.com/n1slxIFUNA
— Hunter Owens (@owens) 2018年3月14日
Hunter Owens氏の投稿からわかることは、現在Spotifyは少数のユーザーに対して、スマホアプリ上で音声による音楽検索をテストしているということだ。

The Verge / Spotify’s experimental voice control feature is an excellent end run around Siri
TechCrunch / Spotify tests native voice search, groundwork for smart speakers
The VERGE、TechCrunchなどもこの件を報じており、アプリ上でお気に入りのアーティスト、曲、アルバム、プレイリストなどを音声で呼び出すことができるという。ただし、音楽を膨大なリストから探し出すことに特化しており、ビートルズは誰ですか?と質問しても回答なく、ビートルズが再生されるだけだという。
動作中の動画もTechCrunchがアップしている。
この件について、米メディアがSpotifyに問い合わせても「Spotifyのユーザーエクスペリエンスを向上させるための努力は常にしていますが、現時点で共有すべき情報ありません。」とノーコメントの姿勢だという。
そもそもSpotifyの競合サービスはApple Music、Amazon Music、Google Play Musicなどになるが、それぞれが自社のスマートスピーカーとしてHomePod、Amazon Echo、Google Homeを展開している。当然、自社デバイス上で自社音楽サービスを優遇・最適化する戦略をとる流れとなる。米国ではAmazon Echo、Google HomeではSpotifyは使えるが、HomePodはApple Musicしかスマートに使えない。そんな状況下において、Spotifyが独自にハードウェアを持つべきと判断しても不思議はないだろう。
先日「音楽配信のSpotify社が独自スマートスピーカー開発中?」でもお伝えしたが、ハードウェア部門の採用も進めていることもあり、Spotify純正スマートスピーカーの登場の噂はますます注目だ。

