2018年3月14日、イスラエルの国立大学、ネゲヴ・ベン=グリオン大学(Ben-Gurion University of the Negev)がスマートデバイスが簡単にハッキングできると警鐘を鳴らした。

Ben-Gurion University of the Negev / Off-the-Shelf Smart Devices Found Easy to Hack
Opening Pandora’s Box: Effective Techniques for Reverse Engineering IoT Devices
ネゲヴ・ベン=グリオン大学のサイバー研究者がホームセキュリティカメラ、ドアベル、サーモスタットなどのスマートホーム向けのIoTデバイスの脆弱性を検出するための継続的な調査の一環として、主要デバイスをリバースエンジニアリングして、クリティカルなセキュリティ問題を発見したという。

調査の結果、ほとんどのデバイスでパスワードを見つけるのに30分もかからなかったという。そのうちいくつかはGoogleの検索だけで見つけることができたという。
結論として、セキュリティ上IoT製品利用時には次の注意すべきだと指摘している。
・マルウェアのインストールのリスクがあるため中古のデバイスを使わない。
・デフォルトのパスワードは変更する。
・長く複雑なパスワードにする。
・複数のデバイスで同じパスワードにしない。
・ソフトウェアアップデートは適宜行う。
・ネットワーク接続されたデバイスにはリスクがあることを理解して使う。
以下、参考までにロボスタでいままで紹介してきたハッキングに関するスマートデバイスに関する記事をまとめた。
【ドルフィンアタック】スマートスピーカーはハッキング可能!? 「人間に聞こえない音声で操作可能」との論文が発表
IoTデバイスに限らず、ロボットもスマートスピーカーもセキュリティに対する注意は必要だ。ハッキングを容易にされないようとるべき対策を行った上で、快適なスマートライフを楽しみたい。


