周囲に気づかれずに離れたスマートスピーカーを第三者が操作可能、早稲田大学が実験

以前、中国の浙江大学の研究チームがAI音声アシスタント搭載のスマートフォン・スマートスピーカーについて人間に聞こえない音声コマンド(Inaudible Voice Commands)で操作できることを示す論文が発表されたことを伝えた。



今回は早稲田大学の森達哉准教授(情報セキュリティー工学)らによる実験結果を紹介する。


今回の実験は、パラメトリック・スピーカーと呼ばれる、超音波を使うことで鋭い指向性を持たせることができる音響システムを使うことで、スマートスピーカーを第三者が人に知られずに操作できることを検証する実験だ。

結果、3.5m離れたところから他人に気が付かれずに100%操作できたという。さらに最大10m離れても操作できたという。

実際は特殊な装置が必要であり直ちに悪用されるわけではないだろうが、今後超音波の混ざった音声では操作できないような対策が必要だという。

今回の報道に対して、Googleは「実験内容がわからないためコメントできない」、LINEは「今後話者認識機能を付けるなどセキュリティーを強化する予定だ」と語っている。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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