米国の市場分析会社Strategy Analyticsが2018年第2四半期(4-6月)の全世界のスマートスピーカー機種出荷台数レポートを発表した。前回はメーカー別でのレポートで、今回は機種別のレポートという違いがある。
【Strategy Analytics調査】2017年第4四半期の全世界スマートスピーカー出荷台数予測1,860万台、市場シェア予測はAmazon 52%、Google 36%
【Strategy Analytics調査】2018年Q1の全世界スマートスピーカー出荷台数は920万台。市場シェアはAmazon 44%、Google 27%、Apple 6%に変化
機種別出荷台数

2018年Q2の出荷台数全体では1,170万台のスマートスピーカーが出荷されたという。機種別に見ると、トップはGoogle Home Miniの230万台。次いでAmazon Echo Dotの220万台と続いた。
また中国のAlibaba Tmall GenieとGoogle Homeが4位で80万台の出荷となった。
Apple HomePodが機種別出荷台数で5位以内にはいれず「その他」扱いとなった。また、様々なメーカーからスマートスピーカーが出荷されており、その他が最も大きなボリュームになっていることも注目したい。
機種別出荷台数シェア

続いて出荷台数のシェアをみると、トップのGoogle Home Miniは20%だった。Google Home MiniとGoogle Homeを足すと27%、一方Amazon Echo DotとAmazon Echoを足すと30%で、Amazon Echoファミリーのほうが上位だけを合計してもシェアが大きいことがわかる。
また低価格モデルであるGoogle Home MiniとAmazon Echo Dotのシェアを合計すると38%となり、低価格モデルは引き続き人気が高いことがわかる。
Apple HomePodはランク外でグラフ上ではその他だが、出荷台数は6%のシェアだったという。増加傾向にある200ドル以上のプレミアムスピーカー市場に限ってみれば、現時点で70%の出荷台数シェアを持つという。なお、出荷台数ではなく、スマートスピーカーの売上シェアでみるとHomePodは16%の売上シェアを持つという。台数はまだ少なくても売上では存在感が高まっている事がわかるデータだ。
Source:Strategy Analytics








