2018年Q2のスマートスピーカー全出荷台数は1,170万台 市場シェアはアマゾンがグーグルを一歩リード

米国の市場分析会社Strategy Analyticsが2018年第2四半期(4-6月)の全世界のスマートスピーカー出荷台数についてのレポートを発表した。今回はこのレポートの一部を紹介したい。


出荷台数

Image : Strategy Analyticsのデータを元にグラフ化

スマートスピーカー全体の出荷台数は2017年Q2の390万台から、2018年Q2で1,170万台(前年同期比203%増)とレポートしている。

Amazonは64%成長の480万台とトップの出荷台数ではあるが、追いかけるGoogleは420%成長の320万台と成長ペースはAmazonを上回っている。またその他も増加しプレイヤーが増えていることがわかる。


市場シェア

Image : Strategy Analyticsのデータを元にグラフ化

市場シェアはトップのAmazonが75.8%から41.0%に大きくシェアを落とした。ここで大きく伸びたのは2番手のGoogleで16.1%から27.6%にシェアを広げた。また中国アリババが7.0%で3番手。中国だけで販売されるデバイスがここまでシェアを確保するのは驚きだ。その後に続くのがHomePodをリリースしたAppleで5.9%となっている。

今後も出荷台数は拡大を続け、シェア争いは加熱していきそうだ。


Source:Strategy Analytics

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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