株式会社Retail AIは、同社開発のキャッシュレス決済機能付きタブレットを搭載したショッピングカート「スマートショッピングカート」を、福岡県北九州市のスーパーマーケット「アルク到津店」に納入し、2020年7月9日から運用実証実験を開始した。
Retail AIは、株式会社トライアルホールディングス傘下の企業で、このショッピングカートはトライアルグループが運営する店舗、「トライアル」等では既に20店舗、合計約2,500台が稼働しているが、他企業への導入と運用は初めてとなる。
「アルク到津店」は、株式会社リテールパートナーズ傘下の株式会社丸久が運営しており、リテールパートナーズとトライアルグループの両社が、リテール分野でのAI活用を推進していく目標を共有したことで今回の納入が実現した。住所は福岡県北九州市小倉北区。
トライアルグループは、“withコロナ時代”の店舗経営に求められる「非対面」「非接触」を可能にするDX(デジタルトランスフォーメーション)のために、独自技術やノウハウの普及を今後も進めていくと述べている。
スマートショッピングカートとは
利用客が商品のバーコードをスキャンしながら買い物をすることで、有人レジや既存のセルフレジを使わずに決済ができるタブレット端末付きショッピングカートだ。決済にはトライアル専用のプリペイドカードを使用。なお、丸久における同カートの呼称は「レジカートシステム」であり、決済にはマルカカードを利用する。

▼ スマートショッピングカート導入により見込まれる効果
・既存の有人レジを使わないことで店員とお客様の接触機会を削減
・店員が商品に触れることなく会計が完結
・お客様が現金に触れることなく会計が完結
● その他の効果
・タブレット端末を通じたクーポン配信やレコメンド(おすすめ商品の表示)等、お客様のお買い物体験の向上 ほか
▼ 実証実験概要
| 納入店舗 | アルク到津(いとうづ)店(福岡県北九州市小倉北区上到津三丁目3-3) |
|---|---|
| 納入台数 | 40台(7月9日時点) |
| 実証実験期間 | 7月9日から3ヶ月間(その後もトライアルグループと丸久で運用改善を行う予定) |
■【動画】Smart Shopping Cart



