ランボルギーニの2021年モデル「ウラカンEVO(Lamborghini Huracán EVO)」にAmazon Alexaが搭載された。
単にAlexaを搭載した車両は数多くあるが、今回は車内の制御も統合したAlexaカーコントロール機能(Alexa-enabled car control)を採用した世界初の車両だという。これはAmazonとランボルギーニの戦略的コラボレーションにより実現したものだという。以前よりランボルギーニはGoogleのAndroid Autoへの対応を進めていており、今回の対応で、CarPlay(Siri)、Android Auto(Google Assistant)、そしてAmazon Alexaが利用できるようになった形になる。
Alexaカーコントロールを搭載したことで、通常の車載Alexaではできない、エアコン、シートヒーター、窓、照明、車両ダイナミクスといった車特有の機能の制御もAlexaを通じて音声指示できるようになった。
ランボルギーニ独自のLDVI(Lamborghini Dinamica Veicolo Integrata)と呼ぶドライビングダイナミクス機能もAlexaでリアルタイムに制御できるのもスーパーカーらしい仕様だ。
「アレクサ、ダイナミックコーディネーターを見せて」と指示するとセンターコンソールにLDVIページが表示される。ここから好みの運転スタイル、運転モード、外部環境に応じたトルクベクタリング、ダイナミックステアリング、トラクションコントロール動作などの制御することができる。
Alexa搭載のウラカンEVOは現在イタリア、ドイツ、スペイン、フランス、英国、米国、カナダから販売されるが、今後数か月以内により多くの市場で拡大される予定だという。
ちなみに日本での車両本体価格は3,000万円からとなっている。おひとついかがだろうか?