1954年に誕生した初代ゴジラを軸に、防災・減災と未来科学を学ぶ体験型企画『ゴジラサイエンス展』が、2026年1月15日～27日に科学技術館で開催される。主催は公益財団法人 日本科学技術振興財団・科学技術館、監修は東宝株式会社、企画・制作に株式会社乃村工藝社が参画する。入館料のみで鑑賞可能（大人950円、中高生600円、子ども500円）。
災害体験から防災ロボットまで、4章構成の多彩な展示内容
展示は四章構成だ。第1章では歴代ポスター、ゴジラ立像、オキシジェン・デストロイヤーを通じ、作品が映した科学技術と社会課題を読み解く。第2章は自然災害と怪獣の脅威を重ね、ラドンの強風を手がかりに突風災害や地震を解説。
大型送風機の強風体験は1月17・18日、起震車の地震体験は1月24・25日に実施し、災害復興で用いられる重機も実機展示する。第3章はスーパーメカゴジラやM.O.G.E.R.A.と、現実の防災ロボットや最新ドローンを比較。ホビージャパンによる三式機龍〈改〉消防モードのジオラマも登場する。第4章では協力企業の先端技術、環境問題のメタファーであるヘドラ、コラボ企画『ゴジラ ギャラクシーオデッセイ』の書きおろし漫画を紹介する。
特別体験も用意する。館内回遊型のゴジラサイエンス検定（クイズラリー）では、正解数に応じた認定証カード（全2種、先着合計5000名）を進呈。
サイエンス講座は、1月17日に芝原暁彦が特撮と地球科学、24・25日に長沼毅が生態・災害メタファーを語り、25日には映画監督の樋口真嗣も登壇する。『シン・ゴジラ』ゆかりの屋上（ヤシオリ作戦前方指揮所）を巡る聖地見学ツアーは1月17・18・24・25日に実施する。
会期前にはティザー展示を1月4～13日に2階で実施（7日は休館）。期間中の1月10～12日は小学生以下に先着でステッカーを配布する。会場限定のオリジナルグッズやコラボメニューも館内で販売予定で、詳細は科学技術館公式サイトで順次告知される。
オープニングセレモニーは1月14日15時に1階特設会場で開催。登壇は山口雅彦、野依良治、大田圭二（東宝 専務執行役員・CGO）。後援は文部科学省、特別協賛に西尾レントオール、ヒビノ、ヒビノメディアテクニカル、協賛にサントリービバレッジソリューション、東レ、ナカダ産業、ミュージアムクルーほかが並ぶ。問い合わせは日本科学技術振興財団 info-gzls@jsf.or.jp まで。
TM & © TOHO CO., LTD.
