中国のUnitree Roboticsは2026年5月19日、同社のヒューマノイドロボット「G1」が外部からの音声コマンドのみを受け取り、多彩な動作をリアルタイムで自律生成する様子を収めた動画を公開した。
音声指示だけで多彩な動作を即時実行
公開映像では、女性司会者が「G1」に対して口頭で指示を与え、「G1」がその場でジャンプ、プランク、腰に手を当ててお尻を振る動作、両手を挙げての前後歩行など、段階的に難易度を上げた動作を次々とこなす様子が記録されている。




動作はすべてAIがリアルタイムに生成しており、事前にモーションをプログラムしたものではない。同社は「わずかな遅延や動きのなめらかさの低下が生じる場合がある」と説明しており、現時点での技術的な制約も率直に開示している。
中腰歩行・片膝プロポーズ・江南スタイルダンスまで対応
映像後半では難易度がさらに引き上げられ、中腰姿勢を維持したままの前後歩行、右方向への旋回後に片膝をついてのプロポーズ動作、そして江南スタイルのダンスパフォーマンスまでを披露した。



これらはすべてワンテイクで撮影され、現場の音声もそのまま収録されている。編集による動作の補正や分割撮影は行われておらず、AI によるリアルタイム動作生成の実用水準を示す内容となっている。
音声インタフェースによるヒューマノイド制御の可能性
今回の映像が示すのは、専用コントローラや事前プログラムを必要とせず、自然言語の音声指示だけでヒューマノイドを制御できる可能性だ。
ロボットと人間のインタラクションにおいて、音声を主要インタフェースとする方向性が具体的な形で示された点は、産業・サービス・エンターテインメントなど幅広い応用領域に示唆を与える。
Unitree Robotics は引き続き「G1」の動作生成精度と応答速度の向上を進めているとみられ、今後の開発動向が注目される。
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