産業用ロボット向けソフト開発のリンクウィズ、T-DASH導入でテスト工数75%以上削減を実現

産業用ロボット向けソフト開発のリンクウィズ、T-DASH導入でテスト工数75%以上削減を実現

バルテス株式会社は、リンクウィズ株式会社におけるテスト自動化ツール「T-DASH」を活用したリグレッションテスト効率化事例を公開した。

リンクウィズは、産業用ロボット向け制御ソフトウェアソリューションを開発・提供する企業だ。ロボット検査システム「L-QUALIFY」やロボットコントロールシステム「L-ROBOT」を展開し、製造現場の品質管理やDX化を支援している。

課題はテスト専任者不在と手作業による非効率な運用

同社が提供するWebアプリケーション「LINKWIZ FACTORY CLOUD」は、ロボットの検査結果や稼働データをクラウド上に蓄積し、品質分析や原因特定を支援するサービスだ。開発当初は専任のテストエンジニアが不在で、手作業による画面確認やExcel管理を中心とした運用を行っており、テスト工数や品質担保に課題を抱えていた。

こうした背景から、限られた人員でも効率的かつ高品質なリグレッションテストを実施できる体制構築を目的に、T-DASHの活用を開始した。

テスト工数を75%以上削減、夜間自動実行で翌朝に結果確認

現在はLINKWIZ FACTORY CLOUDのフロントエンドにおけるリグレッションテストにT-DASHを活用している。ログイン画面から各種メニュー、グラフ表示、ロボット検査結果画面まで、主に画像比較によってバージョンアップ前後の差分を確認する仕組みだ。128件のテストケースを1人で管理しており、夜間に自動実行することで翌朝には結果確認とエビデンス共有が可能となっている。

導入前は2名体制で約1人月かかっていたテスト工数が、T-DASH導入後は0.25人月以下にまで削減された。また、人の目では見逃しやすい数ドット単位の表示ずれも検出できるようになり、テスト精度の向上も実現している。

既存テストケースの流用で運用を安定化

テストケース作成の習得にはチュートリアルを活用し、現在は既存ケースを流用しながら新しいテストを追加できる体制が整っている。1人でも自分のタイミングでテストを進められる環境が構築され、品質とスピードの両立を達成した形だ。

バルテスは、ソフトウェアテストに関する国際的な資格認定機関「ISTQB」の最高位ランクである「Global Partner」に日本で初めて認定された企業であり、今後も製造・ロボット領域における品質向上支援の事例拡充が注目される。

《ロボスタ編集部》

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