ugo株式会社は、一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)が実施する「国産汎用ロボット開発コンペティション」で試作機評価審査を通過し、次段階の改良機開発フェーズへ進む企業として選定されたと発表した。同社が提案したのは、国産セミヒューマノイド「ugo Nova」である。
同コンペティションは、AIRoAが経済産業省およびNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボティクス分野の生成AI基盤モデルの開発に向けたデータプラットフォームに係る開発」の一環として行っているものだ。
ugo Novaは人の作業を学習データに変換
ugo Novaは人の作業をそのまま高品質な学習データへ変換でき、フィジカルAIのロボット基盤モデルの開発に活用できる。双腕を備えたセミヒューマノイドで、設計から製造までを国内で行う国産ロボットである。量産の開始は2027年を予定している。
データ収集から基盤モデル開発まで一気通貫の体制
ugoは、国産AIロボット「ugo」シリーズと、複数のロボットを統合管理する「ugo Platform」を開発・提供している。オフィスビルや商業施設での巡回・監視、プラントや発電所での設備点検、駅や商業施設でのLLMを活用した対話型案内など、人手不足が深刻な現場の自動化・省人化を支援してきた。
さらに、ugo Novaやデータ収集キットによる実世界データの取得、「ugo Data Factory」によるデータ収集・整備、「ugo Model Lab」によるロボット基盤モデルの開発・評価・実装支援までを手がける。ロボット、データ、AIモデルを一気通貫で提供する体制を構築し、現場で稼働するロボットと蓄積されるデータを生かして、フィジカルAIの研究開発から社会実装までを進めるとしている。
今後の注目点
改良機開発フェーズでは、試作機で得られた課題を踏まえた機体の改良が進められる。ugo Novaが2027年の量産開始に向けて、どのような改良を加えていくのかが注目される。
ugo Novaの詳細は、先日ロボスタで以下の記事でも詳しく紹介している。
「フィジカルAI時代に最適なロボット」とは何か ugo新型セミヒューマノイド「Nova」と開発・運用基盤が誕生した理由
ロボスタオンラインセミナー情報
ロボスタでは、国産のヒューマノイドや四足歩行ロボットの開発・量産を目指すHighlandersの増岡宏哉CEOをお招きし、オンラインセミナー「国産ヒューマノイド『N』量産と知能化への挑戦 Highlandersが描くフィジカルAIと実世界データ戦略」を10月22日(木)に開催します。

Highlandersは、三菱自動車の工場で活用するヒューマノイドロボットの共同開発と、京都製作所京都工場におけるHighlanders製品の量産化について協議を進め、2027年の早い時期の生産開始を検討しています。
また、ロボットを製造、物流、インフラなどの現場で稼働させ、視覚、力覚、触覚、遠隔操作などの実世界データを蓄積。そのデータを独自のフィジカルAI基盤モデルの学習に活用し、進化したAIを再びロボットへ展開する「データフライホイール」の構築を掲げています。
セミナーでは、国産ヒューマノイドの社会実装と量産、日本発のフィジカルAI産業の可能性などについて深掘りしていきます。ぜひご参加ください。
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