ロボット「タピア」開発のMJIが総額5.64億円の資金調達を発表! 今春にはSDKのリリースも

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コミュニケーションロボットの開発・製造・販売を行う株式会社MJIはスパークス・グループ株式会社が設立した「未来創生ファンド」などから、総額 5.64 億円の資金調達を実施したことを発表した。

MJIは、生活習慣を学習する卵型のロボット「Tapia(タピア)」を開発している。タピアは、カメラ、スピーカー、マイク、タッチパネルモニタを搭載し、バッテリーを内蔵するコミュニケーションロボットで、高さは約25cmと持ち運べるサイズだ。

そのデザインや機能拡張性から、レストランやホテルにおける IoT サービスロボット、高齢者・介護施設における見守りロボットとしてなど多種多様なビジネスシーンや用途でも導入されている。代表例は、ハウステンボスの「変なレストラン」でのテーブルにおける接客だろう。加えて、今年3月15日に千葉県浦安市舞浜でオープンされる「変なホテル」の第2号では全客室への導入が予定されている。

デスクトップサイズのロボットは、タピアの他にもすでにいくつか市場に出回っているが、可動部位が少ないタピアは、壊れにくく運用性にも優れている。

同社は資金調達の発表と併せて、今春にデベロッパー向けタピア開発キット(SDK)のリリースを予定していることを発表しており、さらに法人での活用が進むことになりそうだ。


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タピアを用いたソリューションの展開イメージ

現在、MJIでは世界各国の企業や研究機関からタピアを活用した様々な開発・導入要望を受けており、「グローバルなニーズに早急に対応することが求められている」と現状を分析している。この資金調達で、タピアの基礎となるAI研究開発を強化するとともに「グローバル市場における開発・販売展開を加速させてまいります」と語っており、海外展開に力を入れていく模様だ。

今回の発表にあたり、MJIの代表取締役社長のトニー・シュウ氏及び代表取締役の永守知博氏、未来創生ファンド スパークス・グループ株式会社の代表取締役社長 阿部修平氏の3名からコメントが寄せられている。

トニー・シュウ氏

今回の資金使途の大部分は、ロボットの開発、および VDL(Vision Deep Learning)の開発を加速化させるために MJI の人工知能チームに投資されます。その他、グローバル事業開発、販売体制の構築およびマーケティングに割り当てる予定です。

MJI のミッションは、コミュニケーションロボットによって、私たちの生活をより楽しく快適にすることです。2015 年 7 月の創業以来、日本、台湾、香港および韓国の 4 か所に開発拠点を展開しており、グローバル・ロボティクステクノロジーの進化を牽引する企業へと成長し、いつの日か人に寄り添える AI ロボットとのライフスタイルを構築することを目指しています。


永守知博氏

この度の資金調達によって、弊社のロボット、タピアの成長を加速することができます。タピアをより良いロボットにし、皆様の生活に Innovation を起こし、もっと「楽しい」ものにするために、努力してまいります。

ロボットと過ごす楽しくわくわくする生活をグローバルで提供していきます。

阿部修平氏

未来創生ファンドは、トヨタ自動車、三井住友銀行はじめ 19 社(2017 年 1 月末時点)の出資をもとに、運営者スパークスが産業と資本の橋渡し役となり知能化技術(AI)、ロボティクス、水素社会実現に資する技術の3分野で新産業創出を目指しています。

第4次産業革命の真っ只中にいる私たちは、近い将来、ロボットが現在のスマートフォン以上に重要なデバイスになることを確信しています。同分野トップランナーの一社である MJI は、ロボットをデバイスとしてだけでなく人類と AI のゲートウェイの入口にたつインターフェイスと位置づけています。ファンドは、MJI のビジョンに共感し技術、人財から MJI が大きく飛躍しうると考え投資を実行しました。今後、世界を舞台にした事業を共に創出していきたいと考えています。



今回の大型の資金調達により、タピアがますます進化し、世界中で活躍していくことに期待したい。

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ロボスタ編集部
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