「デジタルヒューマン プラットフォーム 2.0」を正式リリース 生成AIから制御できるデジタルヒューマンを実現

デジタルヒューマンは、生成AIによる制御が可能な「デジタルヒューマン プラットフォーム 2.0」を正式リリースしたと発表した。

「デジタルヒューマン プラットフォーム 2.0」は、従来のプラットフォームで蓄積した実績と、多くの顧客からの貴重なフィードバックを基に刷新。より自然で没入感のあるコミュニケーション体験を実現するとしている。

■デジタルヒューマンプラットフォーム 2.0 ティーザートレーラー


人とAIの境界を超える次世代コミュニケーション体験

「デジタルヒューマン プラットフォーム」は、音声認識・合成、感情表現、自然なジェスチャーやアクション、カメラコントロール、空間概念を統合したデジタルヒューマン基盤。ChatGPTやGeminiなどの生成AIから制御できるデジタルヒューマンを実現し、ユーザーの反応に即応したリアルタイムな対応や、これまでにない自然な双方向コミュニケーションを提供。これにより、一歩先を行くAIとの対話体験を実現している。

新たにリリースした「デジタルヒューマン プラットフォーム 2.0」では、『速度、美しさ、拡張性』を徹底的に追求。応答時間は従来比で約1/3に短縮し、最大4K解像度の映像美を実現。さらに、APIの洗練化とセキュリティの強化により、エンタープライズ企業やブランドのあらゆるニーズに柔軟に対応する。

「デジタルヒューマン プラットフォーム 2.0」の特長

1:低遅延
発話指示から1秒未満での応答を実現し、従来比で待ち時間が約1/3に短縮。リアルタイム対話時のストレスが軽減され、よりスムーズな会話体験を提供。

2:高解像度
標準解像度が従来のHD(720p)からFull HD(1080p)へ向上し、オプションで最大4K解像度にも対応可能。これにより、よりリアルで没入感のあるビジュアル体験を実現した。

3:WEBフレンドリー
既存Webサイトにわずか数行のコードを挿入するだけで、高度なデジタルヒューマンをすぐに導入。専門知識不要で、あらゆるサイトに生命感あふれるAIアシスタントを短時間で導入可能。

4:柔軟な導入オプション
プラットフォーム2.0のレンダリングエンジンは、クラウドはもちろん、プライベートクラウドやオンプレミス、さらにはハイブリッドでの運用にも対応。強力なGPUを使ってレンダリングしたアニメーションをストリーミングで各種端末に配信できるため、Webサイト、アプリ、キオスクなど多様なデバイスで利用可能。

5:強化されたアニメーション表現
ストランドベースヘアやレイトレーシング、ルーメンにも対応。より自然なヘア表現やライティング、滑らかなアニメーションを可能にしている。(※一部オプション)

6:セキュリティの強化
当社はプライバシーマークとISMSを取得。プラットフォームは、国際的なセキュリティ要件に準拠し、金融、医療、政府機関など高いセキュリティ要件が求められる分野にも対応可能。安全性とデータプライバシーにも配慮しています。

7:人間以外のキャラクター
ロボットや動物など、人以外のキャラクターもプラットフォーム上で動かすことが可能になった。

企業課題の解決とブランド体験の向上

デジタルヒューマンプラットフォーム 2.0は、企業やブランドが直面する様々な課題解決に貢献。特に以下の分野用途での活用が期待されている。

人材不足解消:
24時間365日稼働可能なデジタルヒューマンが、人材不足を補いながら一貫した高品質なサービスやサポートを提供。

ブランドに沿った顧客体験の創出:
企業のブランドイメージに合わせたパーソナリティや外見をカスタマイズし、シームレスで統一感のある顧客体験を実現。

新たな顧客接点の創出:
従来の接客方法では難しかった場所や時間帯でも、デジタルヒューマンを通じて顧客とのエンゲージメントを維持。

教育・医療分野への展開

医療従事者向け:
様々な症例や緊急時対応のシミュレーションを行い、医療スタッフの教育やトレーニングに貢献。また、災害時のトリアージなどにも利用可能。

外国語学習サポート:
ネイティブスピーカーとの会話を再現し、より実践的な語学学習環境を提供。

特別支援教育:
個々の学習ペースや特性に合わせた対応が可能なデジタルヒューマンが、多様な教育ニーズに応える。

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ロボスタ編集部

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