『日経ロボティクス 2015年8月号』を読みました(中編)

新創刊の『日経ロボティクス』を読みました。

ということで、個人的に気になった記事をご紹介の中編です。


今回一番多くのページが割かれていたのが「DARPA Robotics Challenge」でした。

DARPA Robotics Challengeをwikipediaで調べるとこのようにありました。

「アメリカ国防総省の機関である国防高等研究計画局(DARPA)が主催する災害救助用のロボット競技大会である。人間が近づけない過酷な災害現場で活動するロボットの開発を促すのが目的である。」

2015年の協議会について、今回の大会の勝敗を分けたポイントが紹介されています。
 ・ロボットの形状
 ・標準プラットフォームの活用

ロボットの形状は大きく分けて、2速歩行型と車輪型とがあります。本誌では各チームのロボットの形状ごとの競技結果がマッピングされており、現状どちらの形状が有利であるのかが理解できました。

また、競技では論文になりにくい研究以外の様子も勝敗をわけるそうで、「自動車などの他産業では当たり前になっている技術や取り組み」と「ロボットならではの技術」の一覧表も非常に勉強になりました。

2015年は韓国のKAISTというチームのHUBOというロボットが優勝したのですが、低予算しかかけることのできなかった韓国チームがどうして今回優勝できたかについて迫っています。

HONDAのASIMOを見て韓国政府に掛け合い、予算を確保。その後、改善を重ね今回の優勝に至るのですが、優勝により韓国国内では「ロボット産業にもっと投資をすべきだ」と盛り上がっているそうです。


アメリカのAmazonでは、「Amazon Picking Challenge」が開催され、その様子がレポートされています。

これはAmazonが箱詰め作業の自動化を競う競技会で、様々な商品を把持して容器に入れるロボットのアームとハンドの機能を競うというものです。

記事を読むと、得意な作業と不得意な作業があり、不得意な作業を補う工夫が具体的に紹介されていました。

現状すぐに実用化というのは難しそうですが、来年も同コンテストを開催するそうなので、更なるイノベーションが起こりそうです。

ABOUT THE AUTHOR / 

北構 武憲
北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットがどのように社会に浸透していくかに注目しています。