毎週、渋谷FabCafe MTRLで開催されている、R-env:連舞® × Sotaで未来体験ハンズオン。今回は、R-env:連舞®で、SOTAとヒューマンビジョンコンポ(HVCシリーズ)を動かしちゃいますよ。
R-env:連舞®でヒューマンビジョンコンポ(HVCシリーズ)を使うハンズオンは今回が初めてなので、楽しみです。
会場は、渋谷のFabCafe MTRLです。
会場に入ってみると、Sotaくんのセッティングもバッチリ。
R-env:連舞® Innovation Hubの取り組みについて
NTTサービスエボリューション研究所が取り組んでいるR-env:連舞®の説明です。
R-env:連舞®のミッションは、様々なロボットの特徴を活かしたサービスを普及させる事で、ロボットが当たり前に「いる」世界を実現したい!というものです。
複数のロボットや機器を連携させられるR-env:連舞®を使うと、「ロボット+健康機器」の組み合わせで日々の健康管理サポートが実現したり、「ロボット+カラオケ機器」の組み合わせで司会・進行支援が実現したりします。
「ロボット+α」のサービス開発を加速させるのが「R-env:連舞®」です。
R-env:連舞®の特徴
高性能なロボットやIotデバイスを「作る」のではなく、それらを複数組み合わせて「使う」ための技術です。
また、ロボットをはじめとする複数のデバイスを組み合わせたデバイス連携サービス作りを非エンジニアでも可能とする事を目的として開発されました。
R-env:連舞® Innovation Hubの活動は4領域です。サービス事業者、ハードウェアメーカー、アプリ開発者、アプリ利用者がそれぞれを連携しています。
・ サービス事業者と連携した「ビジネストライアル」を行うことで、デバイス連携サービスのビジネス化
・ ハードウェアメーカーと連携した「デバイスハンズオン」を行うことで、利用者の拡大
・ アプリ利用者と連携した「フィールドトライアル」を行う事で、デバイス連携サービスの有効性検証
・ アプリ開発者と連携した「ハッカソン」を行うここで、デバイス連携サービスプロトタイプの蓄積
R-env:連舞® の利用について
R-env:連舞® はブラウザで動かすビジュアルプログラミングです。ノートを追加して、デバイス上のイベントを設定していくだけでロボットサービスの開発ができます。
あらかじめ各デバイスのイベントをR-env:連舞®に事前登録を行います。それらの登録されたイベントを利用してサービス開発を行います。
試しにR-env:連舞®のライブコーディングをこの場でしてみます。
センサーに近づくとSotaがしゃべり、ボタンを押すとHueが点灯したり、Sotaが踊ったりというサービスを作ってみましょう。
このサービスは5分くらいで完成させる事ができました。
ヒューマンビジョンコンポ(HVCシリーズ)について
続いて、ヒューマンビジョンコンポ(HVCシリーズ)についての説明です。
オムロンによる画像センシング技術を備えたカメラモジュールです。下の写真で白い箱に入っているものがHVCです。
以下の10種類の画像センシングが行えます。
・ 顔検出、人体検出、手検出:検出個数、検出中心座標(X座標、Y座標)、検出サイズ(pixel)、信頼度
・ 顔向き推定:左右角度、上下角度、傾き角度(回転角度)、信頼度
・ 視線推定:左右角度、上下角度
・ 目つむり推定:目つむり度合い(左目、右目)
・ 年令推定:年令、信頼度
・ 表情推定:5表情(喜怒哀楽・真顔)、ポジティブ/ネガティブ度合い
・ 顔認証:個人識別結果
・ 画像出力:出力なし、160×120・320×240(1種類を選択し、8bitグレーで出力)
R-env:連舞®ハンズオン
続いて、ハンズオンです。今まで学んだ事を元に各自いろいろと触ってみます。
つまづいた時にはスタッフの方からフォローいただけるので、安心です。
次回R-env:連舞®ハンズオン
次回ハンズオンは来週7月13日夜に開催されます。次回は、R-env:連舞®とRoBoHoNを連携させちゃいます。まだ空席はありますので、興味のある方は是非参加申し込みを。参加無料ですよ。
また、ハンズオンを行っている渋谷FabCafe MTRLで平日の11時〜17時までR-env:連舞®の常設展示を行っています。ハンズオンには参加できないけど体験したいという方は、足を運んでみてください。(Fabcafeでのイベント状況に変更なる可能性もありますので、ご了解ください)
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。