アップルが今年6月に発表したスマートスピーカー「HomePod」の初年度の販売台数が1,200万台に達するのではないかという見方を、アップル製品の予測を行うKGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏が語っている。Ming-Chi Kuo氏は、同社の製品に関してこれまでも正確に予測をしてきている人物だ。
一方で、「HomePod」のサプライヤーと目されている台湾企業「Inventec Appliances」のCEO・David Ho氏が「スマートな家庭用機器の今年の出荷台数は限定的になる」と語ったと、NIKKEI ASIAN REVIEWは報じた。同記事によれば、製品名は明言されなかったものの、アナリスト曰くその製品は「HomePod」であり、今年の出荷台数は50万台程度になるとの見方を示したという。「HomePod」は年末までに米・英・豪の3カ国で発売されるとの報道もあり、この50万台という数字では品薄になってしまうことは避けられないだろう。
現在アップルから発売されているワイヤレスイヤホン「AirPods」も品薄状態が続いており、入荷まで数週間待ちという状況が続いている。
Amazon Echoが先行し、Google Homeやその他のデバイスが数多く発表されている中、この「品薄問題」はアップルのスマートスピーカーに大きな打撃を与える要因になってしまう可能性も秘めており、今後のアップル社の対応に関心が集まる。
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