インド向け「Amazon Echo」3機種が出荷へ、開発環境も整備

インドで「Amazon Echo」3機種が販売開始!の続報だ。ついにインドに向けてAmazon Echoが出荷されたことが明らかになった。




インド語に対応したAmazon Echo / Amazon Alexa

Photo: Amazon

10月31日、Amazon公式ブログにて、インド向けAmazon Echoが出荷開始となったと発表された。

10月初めに発表されていたとおり、Amazon Echo(2nd Generation)、Amazon Echo Plus、Amazon Echo Dotの3機種のみで、さらに、招待者のみが予約出来ていた状態だったため、一部の招待者に対して出荷が始まったという状態だ。

なお、Amazon Alexaが今回正式対応した「インド英語」(ヒングリッシュ)はインド中心に使われる英語の方言で、アメリカ英語の次に話す人口が多いという言語だ。またAlexaはそのアクセントや訛だけでなく、地域の文化、言語の使い方なども理解し、対応しているという。





開発環境もインド語に対応へ

Photo: Amazon

Amazon Echoだけでなく、ソフトウェアもインドに向けて公開されている。既に開発者はAlexa Skill Kit(ASK)を使ってスキル開発が可能な状態だ。既に英語(US)または英語(UK)のスキルを作っている場合は、簡単に英語(インド)を追加することができる。

仮にAlexa対応デバイスをまだ持っていない場合でも、オンライン上のシミュレーター「Echosim.io」を使うことで、インド英語のスキルのシミュレートが可能になっている。Echosim.io上のLanguageメニューで「English(India)」を選択すればインド語発音の確認もできようになった。



僕はこう思った:

日本語版Echo、日本語対応Alexaの登場が待たれますね。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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