ソフトバンク株式会社は、2017年11月1日、ファーウェイ(華為技術有限公司/HAUWAI)と、ロボットにおける5Gの活用に向けた実証実験に関する契約を締結したことを発表した。これにより、両社はインターネットを通じてつながるロボット「コネクテッド・ロボット」の実現に向けた検討や実証実験を2018年より実施する予定だ。
同社は、5G向け候補周波数帯の実験局免許を2016年8月に取得。第5世代(5th Generation)の通信規格である「5G」の要素技術を実装した実証実験装置を用いた超高速ブロードバンド通信、超低遅延通信などの検証を実施している。
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今後の検証予定内容
データの処理などをクラウドで行うことでロボット本体には高性能なCPUなどが不要となり、ロボット本体の小型化やコストを下げられ、また、他のロボットとのデータ共有が容易になることで、機械学習やAIの進化をさらに促進させると考えられている「ロボットにおける5Gの大容量通信や超低遅延通信の活用方法」を検証する。
なお、同実証実験では、ソフトバンクが開発した箱型自律走行ロボット「CUBEくん」「木箱くん」を活用。
■ 「CUBEくん」「木箱くん」紹介動画
5G活用実証実験 ROSベースロボット「CUBEくん」自律走行の様子
CEATEC2017 cocoro SBブースでの「CUBEくん」「木箱くん」紹介動画
この2つのロボットは、ロボットを制御する際に必要なさまざまな情報処理を分散して効率的に行うべく、ROS(Robot Operating System)を採用したシステムで自社設計をしている。5Gのネットワークを通じてロボットを制御する今回の実証実験にも適しているとのことだ。
同社は今後も、来るべき5GやIoTの時代に向けてさまざまな取り組みを推進していくと述べている。
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