中国Cheetah Mobile、ブロックチェーン技術を採用し利用者に報酬を払うAIスピーカー「小豹AI音箱」を発表

中国Cheetah Mobile(チーターモバイル)がAIスピーカー「小豹AI音箱」を発表した。






本体サイズは122mm x 122mm x 149mm。重さは1.016kg。音声アシスタントは「猎户语音OS」を搭載。





音質にこだわった設計で、2.5インチ中低音スピーカーx1、0.6インチツイーターx2、2.5インチバスラジエーターx2を搭載。100人のテスターに競合スピーカーと比較させて視聴させたところ一番良いと評価されたという。

価格は699元が現在200元引きの499元(日本円でおよそ8,600円)。これにはテンセントのQQ音楽の有料サービス2年分の利用料金が含まれている。





この製品の面白い点は、ブロックチェーン技術を活用した報酬プログラムが用意されることにある。

AI-Chain Reword Program」と呼ぶプランが用意されており、AIスピーカーをオンラインにする、AIスピーカーと会話する、AIのデータ生成に協力する、パーソナライズされたデータを共有するなど、AIの進化に関わるユーザー行動に応じて「AI粒子」という独自ポイントがもらえるようになっている。

ユーザーが得た「AI粒子」は有料コンテンツ購入、次世代スマートデバイス購入、クラウドストレージ利用などCheetah Mobileおよびそのパートナーのサービスやプロダクトに利用することができる。

なおこのプログラムは任意であり、参加しなくてもAIスピーカーとしての利用は問題ない。


僕はこう思った:

後発のプレイヤーでも、利用や会話にユーザーのインセンティブがあるならば、データを効率よく蓄積し、優れたAI音声アシスタントに成長する可能性があるアイディアかもしれません。今後の展開にも注目していきます。


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中橋 義博
中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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