Amazon Fireタブレット向け「Show Mode」対応の純正充電ドック「Show Mode Charging Dock」発表、FireタブレットがEcho Showに変身 ?!

2018年6月28日、米アマゾンが、Fireタブレット向けのオプション「Show Mode Charging Dock」を販売開始した。



まずFire HD 8とFire HD 10タブレットの2機種が7月2日よりソフトウェアアップデートで「Show Mode」が追加される。





このShow Modeは、Fireタブレットがディスプレイを活用するAlexaデバイスになる新しいモード。画面の大きなEcho Showというイメージだ。Echo Show同様、天気、ニュース、テレビ番組を見たり、ビデオ通話をしたりすることを音声で指示することができる。

もともと米国のFireタブレットはAlexaの音声制御に対応していたが、今回これをさらに機能拡張してディスプレイ搭載Alexaデバイスに進化させたものと考えればよいだろう。





このShow Modeをより活用するための周辺機器「Show Mode Charging Dock」も発表された。充電機能を持つドッキングステーションで、Fireタブレットをセットすると自動的にShow Modeに切り替わる。ドックにセットしたFireタブレットの角度は自由に調整できるというもの。

Fireタブレットをドックから取り外せば今までどおりのタブレット、ドックにセットすればまるでEcho ShowのようにハンズフリーのAlexaディスプレイデバイスとして使える。





Fire HD 10用のドックは54.99ドルのところ事前予約割引で49.99ドル(9%OFF)、Fire HD 8用のドックは39.99ドルのところ34.99ドル(13%OFF)で予約受付中だ。


また、Fire HD 10本体とドックのセットが189.98ドル、Fire HD 8本体とドックのセットが109.98ドルで割引販売される。いずれも2018年7月12日に発売予定となっている。

Echo Showが229.99ドルのところ現在159.99ドルと考えると、なかなか絶妙な価格設定に思える。


僕はこう思った:

Echo Showが魅力がないということでもありません。遠方からの音声認識という点で専用設計のマイクアレイのEcho Showのほうが有利なこともありますし、Fireタブレットの内蔵スピーカーはEcho Showのデュアルスピーカーとはその筐体サイズの差もあって、Echo SHowの方が音は良いでしょう。AmazonのサイトにもShow Modeでより豊かなサウンドを得たい場合は3.5mmジャックから外部スピーカーに接続することができると記載されていることからもわかります。

それはともかく、日本のFireタブレットでもAlexa使えるようにして欲しいところです。


関連記事(スマートスピーカー / AIスピーカー関連)
ロボスタ / Amazon Echo

ロボスタ / Amazon Alexa

ロボスタ / 音声アシスタント特集


関連Facebookコミュニティ
Amazon Echo fan club japan


ABOUT THE AUTHOR / 

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

PR

連載・コラム