JBL初の「Googleアシスタント」搭載オーバーイヤーヘッドホン「JBL EVEREST 710GA」実機レビュー

ハーマンインターナショナルのオーディオブランド「JBL」がリリースした、Google Assitstant搭載の「EVEREST GA」シリーズの中から、今回はオーバーイヤーヘッドホンの「JBL EVEREST 710GA」の実機レビューをお届けします。

先日掲載した同じく「Google Assistant」を搭載したカナル型イヤホン「JBL EVEREST 110GA」実機レビューも合わせてお楽しみください。

こちらも「JBL EVEREST 110GA」と同じく2018年8月10日より国内販売されたばかりの製品です。
価格はオープンプライスですが、HARMAN公式通販価格では税抜き24,880円で販売中です。



開封の儀

早速開封してみます。



「Google Home Mini」のパッケージとのサイズ比較。



開封するとでてきたのはキャリングケース。



キャリングケースをGoogle Home Miniと比較してみます。それなりに大きなサイズです。



キャリングケースを開くと、本体が出てきます。折りたたみ式なので収納した状態がぴったりケースにフィットします。



梱包されていたのは本体、キャリングケース、オーディオケーブル(リモコン付き)、充電用ケーブル、そして説明書類となります。



本体チェック

続いて取り出した本体をじっくり確認します。



再びGoogle Home Miniと並べてみました。オーバーイヤーヘッドホンとしては普通のサイズですね。なお、本体はガンメタル、シルバーの2色展開となっており、ここで紹介するのはガンメタルです。



まず、下から眺めると、左にUSB充電端子、右にはオーディオケーブルの端子が見えます。また右側には端子の上下にスイッチが付いているのがわかります。



右上部は電源、音量上下、再生・停止ボタン。



右下部にもBluetoothボタンなどが見えます。



本体は頭の形に合わせてフィッティングできます。イヤーカップの内側にR、Lの表示もさりげないです。本体の重量は約265gと一般的なヘッドホンの重さです。



使う前に充電します。このモデルは充電時間約2時間で、約25時間使えるそうです。もちろん使用環境によって異なるにせよ、丸1日使えるレベルの余裕は嬉しいですね。



セットアップ

続いて設定します。



Google Assistantアプリを使って設定します。難しいことは一切なく、接続ボタンを押すぐらいで完了します。



感想

JBLのEVERESTシリーズのカナルイヤホンタイプの「EVEREST 110GA」と比較して、オーバーイヤーヘッドホンの「EVEREST 710GA」は更に高音質です。40mm径のダイナミックドライバーで音に余裕があります。また耳を包みこむ構造のため周りの音もほとんど聞こえなくなり、集中して音楽を楽しむことができます。

肝心のGoogle Assistantの呼び出しですが、スマートスピーカーのようにウェイクワードで起動するタイプではありません。かといって、EVEREST 110GAのように専用ボタンが用意されているわけでもありません。イヤーカップのJBLロゴをタップすることで起動するようになっています。イヤホンのリモコン部のボタンと比べるとイヤーカップは大きく、直感的に使えるので好印象です。エコーキャンセリングも搭載されており、Google Assistantへの指示も適切に操作できました。

Google Assistant対応以外にも別のヘッドホンとの音楽シェアができたり、2台の電話待受を可能にするマルチポイント機能など便利な機能も搭載されており、これからヘッドホンを買おうと思っている人には選択肢の一つにおすすめです。

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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