中国の最新ロボットレストラン、オープン51日目で来店者3万5千人を突破! 調理から配膳までを自動化

中国の小売大手・京東集団は、中国天津市の天津エコシティ内にオープンしたロボットレストラン「京東X未来レストラン」の来店者数が、オープンから51日目となる2018年12月31日に3万5000人を突破したことを発表した。

「京東X未来レストラン」は、料理の注文から、会計、調理、配膳、サービスをロボットにより自動化した最新型レストラン。オープン2日目には延べ1000人以上が来店し、現在も賑わいを見せているようだ。



料理は、有名シェフが監修したレシピに基づきロボットが調理。調理ロボットは1日に600食以上を調理しており、各テーブルで注文された料理は平均15分~30分ですべて揃うという。

料理を運ぶ配膳ロボットは自動で配膳ルートを計算し、1日に約20キロを移動。また1日500回以上テーブルに料理を運んでおり、オープンした2018年11月10日から2018年末までに移動した距離は累計1000キロに及ぶとされている。



現在「京東X未来レストラン」では、エンドユーザーに料理を提供するまでのサプライチェーンを均一化するセントラルキッチンを構築し、スマートレストラン運営システムの確立を進めている。顧客のビックデータから毎日必要な材料を正確に仕入れ、「最適化されたオペレーションによって最高の食事体験を提供している」と京東は述べている。



これからも京東はロボットレストランを通して、AI技術と飲食業界の融合による積極的なイノベーションを継続させながら、オンラインとオフライン、物流まで融合させた「ボーダーレスリテール」の実現を目指すとしている。



料理の注文、調理、配膳から、サービス、会計までの全工程をAIロボットとAI管理で運営しています。ロボットレストランの面積は400平方メートルあり100席が用意されている。

注文・決済はアプリ上で完了し、中国八大料理40種を扱っており、5台の調理ロボットが調理し、出来上がった料理は配膳ロボットによりテーブルに運ばれる。



レストラン内には、プロジェクションマッピングの席や、料理の待ち時間にゲームを楽しむことができるゲーム機エリアがあり、ゲーム機エリアでは体感ゲーム機とVRゲーム機を体験することができる。これまでに延べ3000人以上が体感ゲーム機を利用しているという。

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ロボスタ編集部

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