コワーキングが一晩限りのサーキットに! WTWが「トンネルトウキョウ」でドローンレースを開催へ

WTW(Wednesday Tokyo Whoopers)は、大崎ガーデンシティ内にあるコワーキングスペース「TUNNEL TOKYO(トンネルトウキョウ)」にて、賞品付きFPVドローンレース「Tiny whoop WTW CUP no.03」を開催することを発表した。

開催は2月24日(日)13時から19時まで。日本最大級の広さを誇るコワーキングスペース「トンネル東京」内にある様々な設備を活かしたレース演出は必見だ。






新しいテクノロジーが活躍できる場を模索するコミュニティWTW

毎週水曜日に東京のドローンパイロットが集うドローンコミュニティ「WTW」。

常設のドローンフィールドが少ない東京ではドローンコミュニティはまだまだ珍しい存在だが、そのなかでも、彼らのスタイルはドローンの操縦練習会のようなものとは少し違う。レースを行ない、賞品を出し、参加者も観覧者も楽しめるような構成だ。

ドローンが自由に飛べる空間はまだまだ少ない。そんな中でWTWが会場としているのは企業のオフィス。オフィスを一晩限りの仮設ドローンフィールドにできるようオフィスオーナーと交渉し、イベントを開催している。

イベントの様子は、その後スタイリッシュな映像としてYouTubeにアップされていく。

先日開催されたのは家族型ロボット「LOVOT」を開発するGroove Xのオフィス。オフィスをFPVドローンが飛び回り映像を撮影。FPVドローンとは「First Person View(一人称視点)」で操作するドローンのこと

彼らはFPVドローンの楽しさを発信することで「ドローンパイロット」を増やすことを目的としている。それがフィールドの増加へと繋がり、オフィスのオーナーはクールな映像とオープンな運営姿勢を発信することができるという構図だ。

Yahooのコワーキングスペース「Lodge」の中を飛び回るFPVドローン

ドローンに限らず、ロボットやAIなど、新しいテクノロジーが社会の中で活躍する場をつくるというのは簡単な話ではない。

機能が上がらなければメリットが感じられないため実証実験への協力も得られず、実証実験ができないと機能は上がらないという負のスパイラルもよく見られる。

一方WTWは、協力者のメリットと自分たちのメリットを同時に満たし、しかもそれを楽しく行なっていくことで協力者を巻き込みながら継続的に活動していくという理想の形を目指している。レースへのエントリーはすでに募集が締め切られているが、まずは観戦してみるのが良いかもしれない。

○ イベント情報

日時
2019年2月24日(日)13:00-21:00

会場
トンネルトウキョウ(https://tunnel-tokyo.jp/Home

住所
東京都品川区西品川一丁目1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー 9階(JR・りんかい線 大崎駅 南口 徒歩6分)

レースエントリー
3,000円(募集終了)

観戦
無料

観戦申し込み
https://www.wtw.tokyo/wtwcup03

タイムスケジュール
12:00 受付開始
13:00 練習開始
15:00 予選開始(途中一般見学者が参加可能なエキシビジョン開催予定)
18:00 準決勝
19:00 決勝開始
20:00 表彰・閉会式

運営協力
セガサミーホールディングス株式会社、株式会社A.L.I. Technologies

ABOUT THE AUTHOR / 

梅田 正人

大手電機メーカーで生産技術系エンジニアとして勤務後、メディアアーティストのもとでアシスタントワークを続け、プロダクトデザイナーとして独立。その後、アビダルマ株式会社にてデザイナー、コミュニティマネージャー、コンサルタントとして勤務。 ソフトバンクロボティクスでのPepper事業立ち上げ時からコミュニティマネジメント業務のサポートに携わる。今後は活動の範囲をIoT分野にも広げていくにあたりロボットスタートの業務にも合流する。

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