宇宙ロボット開発のGITAI、スカパーJSATと事業提携へ

GITAI Inc.とスカパーJSAT株式会社は、両社の新規事業の創出等に向けた業務提携の検討を開始し、覚書を締結したことを発表した。

GITAIは、宇宙飛行士の代わりに地球上からの遠隔操作で長時間の作業を行うロボットをISS等の地球低軌道宇宙ステーションに導入することによって、宇宙飛行士の負担軽減及び宇宙空間における作業の工期短縮と費用削減を目指している。この目標の2020年内の実現に向けた検証を開始しているといい、既に宇宙ロボットの製造と「遠隔操作のための通信実験に成功している」と発表している。GITAIは、ロボットの導入によって、宇宙開発の負荷となっているロケットの打ち上げ回数を減らし、宇宙での作業コストを10分の1にすることを目指す。



スカパーJSATは、静止軌道上にアジア最大の17機の通信衛星を保有し、1989年のサービス開始以来、30年間にわたり通信衛星を運用し、日本の民間企業として宇宙事業をけん引。スカパーJSATが提供している衛星通信サービスは、日本・アジア・オセアニア・ロシア・中東・ハワイ・北米をカバーし、各国での「社会の安心・安全・便利」を安定的に支えている。


スカパーJSATは、2018年のAI・人工知能EXPOにて宇宙×AIの展示を行なった

GITAIとスカパーJSATは、両社間の事業シナジーを最大化するため相互の事業ノウハウ及び事業基盤を有効に活用し、両社が営む今後の宇宙事業を中心とした業務提携について協議を進めていくとしている。

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ロボスタ編集部

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